「確かにヒリヒリ感は予想以上にあった」孤狼の血 LEVEL2 Alex DeLargeさんの映画レビュー(感想・評価)
確かにヒリヒリ感は予想以上にあった
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「俺物語‼」「宮沢賢治の食卓」の鈴木亮平がまったく別の人格となってキレてた。「私自身がいちばん怖いと思う人は、“自分を悪いと思っていない人”だと思い至りました」が今回の役のコンセプト。ジョーカー役で炸裂し急逝したヒース・レジャーを想い出した。ヘアスタイルと眉毛だけで人の見かけはこんなにも変わるのかと。日岡がナイフで刺されても銃弾くらっても簡単に回復するとこや上林が切腹刺しされてもフツーに立っているとこは漫画的だったが、実録系フィクション「仁義なき戦い」と北野監督的バイオレンスの流れを継承し、外国映画の影響もある新正当派893映画かもしれない。本来は刑事ものではあるのだが。
ヒリヒリ感を緩和させてくれたと同時にある意味一番怖い瀬島(中村梅雀)だが、最後はあっけない結末。(エスをバラされて)殺された弟は(エスをやっていた)瀬島が原因であろうと(前作でエスだった)日岡から聞かされた真緒の復讐に合う。言葉にすると実にややこしい。
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