「残虐性は増したが、、」孤狼の血 LEVEL2 soleilヾ(´ε`○)さんの映画レビュー(感想・評価)
残虐性は増したが、、
2022年1本目。正月の朝に観るもんじゃないとはわかっていたものの、家族で鑑賞。
前作の亡き男の意志を継ぎ、、という続編だと、そうだよね、こうなるよね。
松坂桃李も鈴木亮平も好青年俳優なのに、やったったねー。興奮しすぎて方言も相まって何言ってるのか聞き取れない部分もあったけど、細かいディティールはもういいか、と思っちゃうバイオレンス具合。殺し方は前作より残虐性が増してた。そして、日岡は体力ありすぎるw
撃たれて刺されて2階から落ちて…って、もう体痛めすぎてるのに、すぐ復帰するの不可思議。映画だとて、元気すぎで笑った。
気になったのは、斎藤工とか早乙女太一とか極道を演じるには好青年すぎるなーと。もっと極道っぽい人を起用した方が臨場感があるんではないかしら、と思ってしまった。(ちょい役だったけど、けっこう宣伝に出てたよね。)
上林の狂気の輪郭を強固にするために、他の組長やら役員をポップに描いてるのも、なんか凄みがなくなって残念だったなー。ママ役はヒロイン的でめちゃ出てくるんだからもっと感情表現ができる演技上手い女優で観たかったな、弟殺されたのに、え?怒りも悲しみもその程度??って拍子抜けだった、女優を変えたら全然違った作品になると思う。
俳優の中では、s**t kingzのogriさんがめちゃんこ良かった!世界的ダンサーがしっかり893の若もんに見えてる…!!!ジャンルは違えど世界一位になるほどのパフォーマーは声を出しても表現者として完璧なんだなー。(あれ?これが贔屓目??)
そして作品の締め方。あれ?ほんとにこの終わり方なの??って全員が「嘘だろ…」って思うんじゃなかろうか。いや、わかるよ、孤狼だもんね、でもなんか、、前作はよかったなーw
後半、正しいと思い込んで悪いことをするからタチが悪い、と日岡の相棒が嘘をついてない言葉を吐くけど本人には伝わらない、だって正義は多角的だからね。警察の正義は難しそう。