「エグさアップ」孤狼の血 LEVEL2 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
エグさアップ
伝統的な東映のやくざ映画の系譜を踏まえつつも、白石監督の新しい表現をしっかり味わいました。
胸糞の悪くなる悪人しか出てこないし、桃李くん演じる日岡は相変わらず根はいい奴だし、練った脚本に唸りました。
前作では死体損壊、腐乱死体、生首等、目を背けたくなる表現が多かったですが、本作では悪役・鈴木亮平演じる上林組長は、趣味が目玉をくりぬいて殺すことなので、眼球と視神経がいっぱい出てきます。
その辺のエグさは覚悟して観に行かれるとよいかと。
上林のモンスターぶりは、ホラー映画の殺人鬼に匹敵して、怖さを突き抜けてむしろ痛快にも感じました。
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