「やはり超えることは出来なかった」孤狼の血 LEVEL2 myaa1969さんの映画レビュー(感想・評価)
やはり超えることは出来なかった
2018年度日本アカデミー賞を総なめにした前作はやはり超えることは出来なかった。それもそのはず前作は続編を想定しない燃え尽きるべくこの物語の屋台骨の役所広司さん演じる大上を殺してしまったことの惜しさが際立つ。受け継ぐ松坂桃季さんでは迫力に欠けるのとそもそも『義理』『人情』を描く昭和の『任侠』の世界の美しさがない。『ヤクザ』映画というより血も涙もない『マフィア』映画、そこに古き良きノスタルジーはない。ただ映画史上最悪のモンスターと言って過言ない鈴木亮平さん演じる上林は凄い。松坂桃季さんを遥かに凌ぐ存在感。
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