「狼は存在すると期待したい」孤狼の血 LEVEL2 Eijiさんの映画レビュー(感想・評価)
狼は存在すると期待したい
前作が、ここ数年で最高に興奮させてくれた映画だったため、待ちに待った公開。
前作の勢いはそのままに、日岡の最後の落し前、記者がリードする展開、怪しい相棒の存在等、いろんな場面で唸らせられた。
一方で、上林のキャラ設定(どのようにあのキャラが生まれ、どんなキャラなのか、もう少し説明がほしかった)、前作にあったエロさの少なさ、最後のオオカミのくだり等、残念な場面も散見した。
前作で、何よりも日岡の成長、変貌ぶりに感じ入った私にとっては、その後の日岡に会えることが一番期待する点だった。
今回の日岡は、達観していた大上には遠く及ばない。猟奇的な男との争い、素晴らしいアクションを観せられただけのような物足りなさが残った。
もちろん、わずか3年であの大上にはなれない。その点で、もう少し大上との関係性を描いてほしかった。
今後の続編で日岡の成長を引き続き観せてもらえるということで理解したいと思う。
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