「清く正しく美しく」マスカレード・ナイト ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
清く正しく美しく
クリックして本文を読む
原作は嗜んだ程度です。前作が微妙だったので、不安を抱えたまま劇場へ向かいましたが、想像以上に面白かったです。これは一本取られました。
大まかな流れは前作と似たような感じでしたが、前作の欠点だった客の面倒臭さ、しょうもない動機を極限まで擦り減らしていたのが好印象です。序盤の秋山という客は、視界に人物の絵や看板が入る事を嫌がり、ホテル側も配慮を配ったけれど、さんまさんの看板が視界に入ってしまって、どうにかして欲しいという、まぁ面倒臭い理由でそれをホテル側が配慮するという、現実にこんな客いたら嫌だなーというのをパパッと見せてくれます。正直こんな大口叩く客は出入り禁止にしてもいいんじゃない?とは思いましたが、長澤さん演じる山岸のホテルマンの誠意を見せる場面としてはとても上手に機能していたなと思いました。
キムタクも冒頭のダンスシーンからカッコ良かったです。渋みのある演技もやはり好きですし、キムタクはキムタクというのに納得はいきますが、それが一つの突出した個性だと思うと、やはりキムタクは凄い俳優だなと再確認させていただきました。
沢村さんがメチャクチャ怪しくて、こいつ何かしらに関わってんだろうなと思っていたら、ロスのホテルからの潜入員ということには呆気を取られました。いやー読めなかったです。
少し結末が見え見えだったなぁというのは残念ですが、尖ったものにしてヘンテコになるよりかはマシかなと思います。
正直観る前の期待値は今年ワーストクラスだったので、映画って観るまで分からないなっていう事を再確認させていただきました。
鑑賞日 9/17
鑑賞時間 12:10〜14:30
座席 F-13
コメントする