エマの秘密に恋したらのレビュー・感想・評価
全30件中、1~20件目を表示
アレクサンドラ・ダダリオのポンコツ美女ぶりを愛でる、今様シンデレラストーリー
日本での人気は発展途上のような気もするが、健康的な色香とはじけるような笑顔が魅力のアレクサンドラ・ダダリオは、ハリウッドでスカーレット・ヨハンソン的な立ち位置になり得る女優として注目している。
食品会社のマーケティング部門で働く若手のエマは、出張先でのプレゼンで大失敗した帰りの飛行機が大きく揺れたせいで墜落して死ぬと勘違いし、隣席のイケメン男性ジャックに秘密を洗いざらい告白してしまう。だがジャックは実は勤務先のCEOで…。邦題が示唆するように、初対面で自分をさらけ出したエマのことをジャックが気に入り、食事に誘うなどして急接近、という展開だ。
「マイ・フェア・レディ」「プリティ・ウーマン」などのようにロマコメの王道であるシンデレラストーリーだが、エマが昇進目指して奮闘したり、前彼と付き合っている頃に倦怠期を打開すべく刺激的な行為に誘ったりと、「王子様に出会って幸せにしてもらう」という旧来型の受け身の幸運ではなく、能動的により良い人生を求めていく姿勢に現代的なアップデートを感じる。さほど深みはないものの、気軽に楽しめる大人のデートムービーといったところか。
アバもJAZZも好きだなぁ。
アバもJAZZも好きだなぁ。
言いたいことは分かるが、いささか無理があるなぁ。
二人のどこに魅力があるのか?それが全く分からない。
おしゃべりなバカ男をやっつける話だと思っていた。
秘密は災いの元
楽しめるラブコメです
秘密って…
このエマのように
知らない人に話しちゃったりする
どうせ繋がりがないからと
でもこの場合は危機感があって
とっさに出た言葉
でもこれが…以外と
近くの人だっりで何処かで繋がっていたりして
驚くことがある
秘密は口にしないことが一番
こういう出会い方いいですね
彼女の本質が分かる出会い
彼も誠実で上手く仲直りできてよかった
全体的にポップな作りで楽しい
イマジン・ドラゴンズは最高
原題はcan you keep a secret
往年の宇多田ヒカルの名曲を思い出すが、全てをさらけ出すのはリスクでもあり、この映画のように暴かれてしまったら恥をかく事になる。
だからcan you keep a secret ?
ってのが大事だが、この映画のように、バレてしまったりスレ違っても、赦せるかどうか、それが大事な気がした。
あとは、女上司からの言葉や、Imagine dragons、元カレのとぼけた面白さなど、随所に良いシーンあって、まあまあおもろい映画であった。
あと、イマジン・ドラゴンズは最高なので笑
Falling Love Avec Secrets Do EMA!!!!!????
うーーーん。(笑)
三人トリオで。(笑)
それぞれの対立構造的な、(笑)(笑)
まあ、まあ、まあ。(笑)
Can you Secrets!!!!!????
ううーーーん。(笑)
いまいち馬鹿馬鹿しさが足りなくて。(笑)
まあ、こんな感じなのかどうなのか。(笑)
個人的には花束推しで。(笑)
若干退屈気味だけれども。
もっとアクションを取り入れて。ギャグと妄想とハチャメチャな感じで。
遊んで欲しいようなどうなのか。(笑)
いまいち作りがまじめ??(笑)(笑)なのかどうなのか。(笑)
ラブコメの王道
映画の内容に新鮮味を求める時と安定を求める時があるとしたら後者。
わたしはラブコメが好きなので、
出会いからラストまでストーリーがなんとなく読めても気になりませんでした。
おきまりの主人公がちょっとドジで、シンデレラストーリー的で、下ネタあり、ドタバタあり、すれ違いあり…
それでも終始楽しく鑑賞できます。
実際声に出して笑ってるおばさまもいました。笑笑
邦画も良いですが、久しぶりに字幕で生きた英語を聞きたかったのでそれだけでも満足♩♩
なんか気持ち悪い…
30年前なら楽しめた映画かも知んないけど、自分の会社の部下に言い寄る経営者って、もう、セクハラじゃないの?
っていうか、タダのエロ経営者のよう。
世の中変わると、描写も色々大変です。
主役の子は伝統のデカ目、あんなのがアメリカ人の好みなのか?
下ネタも社会風刺も『恋人たちの予感』リスペクトもある鉄板ラブコメ
オーガニック食品会社パンダ社の営業担当エマは出張先で大失敗、失意のまま飛行機に乗り込むが搭乗機が乱気流に突入、パニックになったエマは隣席の男に今まで誰にも言ったことのない自身の秘密や愚痴を洗いざらいぶち撒けてしまう。飛行機は無事到着、気を取り直して出勤したエマは上司からパンダ社のオーナーであるジャックが訪問してくることを知らされる。社員一同が緊張する中に現れたのは、エマが何もかもぶち撒けてしまった隣席の男だった・・・。
アニメーションでエマのキャラクターをさりげなく紹介する洒落たオープニングから始まる物語は結構スパイシーな下ネタ満載、かなり忖度を効かせた字幕でその辺りが薄められてますのでこれは翻訳者は苦労したんじゃないでしょうか。しかしそれはてんこ盛りではあってもあくまで添え物。付き合う前から相手が自分の秘密を何もかも知っているという絶望的にこっ恥ずかしいシチュエーションからスタートするエマの恋が直面する数々の危機を軽快なテンポで見せる楽しい物語。自ら製作総指揮も務めているアレッサンドラ・ダダーリオがとにかく最初から最後までキュート、キャメロン・ディアス引退後長く空席だったラブコメクイーンの座に相応しい名演を繰り広げています。そんなメインストーリーに隠し味として添えられているのが嫉妬、モラハラ、ジェンダー差別等のギスギスした人間関係あるある。男性陣なら軽視しがちな描写もしっかり取り上げているのが印象的。ニューヨークを舞台にしたコメディなので、エマがエレベーターで鉢合わせした彼氏に見せる顔芸に『恋人たちの予感』へのリスペクトを見ました。個人的には劇中で何度もコスられるImagine Dragonの”Demons”、この歌詞がエマの心情にシンクロしているのに感動しました。出来れば歌詞にも字幕をつけて欲しかったという一点を除けば鉄板のラブコメだと思います。
あー ここのレビュー見ておけば、、
開始 2分 カメラマンの技量の低さに心配始まる
開始5分 主演女優の下手さに溜息
開始7分 共演者もうわっらの芝居しか出来ないのに絶望
開始8分 席を立つ
★を0点にしたい!
Can You Keep a Secret?
飛行機の中で乱気流に巻き込まれたエマはこのまま死んでしまうと思って隣の席の見知らぬ男性に誰にも言えない秘密を話してしまいます。が、実はその男性はエマの勤める会社のオーナーだったのです・・・
まっ、良くある話ですね。けど最近はこう言ったラブコメ映画ってあんまり上映されないから中々楽しかったです。
ラブコメ、好きなんですよ。
メグ・ライアンが活躍してた頃が懐かしいです。
休憩の暗号あるある😁
秘密大放出!マイナスからの出会い…
期待感アリアリの笑える物語の離陸スタート!
中盤は無理くりなラブコメあるあるに引っかき回され苦笑いもしましたが
エマのドタバタっぷりが妙に愛しく
私自身もドタバタしながら2人の恋の行く先を見守っていられました😊
あまりにも不快過ぎるエマの元彼と
空気の読めないイタいエロ・ルームメイトの言動が不愉快でもありましたが
そこまで本気でイラっとしたり
逆にホロっとさせられたエマの女性上司、休憩大好き憎めない同僚などバラエティ豊かな脇役達の力量にも👏
プラスで締まった秘密大放出のラブリーな物語の到着に94分のストーリー・フライトを気楽に楽しめました!
とってもよかった
主人公のエマが魅力的で、見ていてとても楽しく、幸せになって欲しい。
彼がテレビで、エマの事を話して、エマが激怒するのだけど、話している時の彼がすっごく嬉しそうで、あんなに怒ることないのではないかと思う。彼の方も大した秘密じゃない。
エマの二人のルームメイトもキャラが立っていて面白い。
エマがアイディアをパクられて怒って、上司に言うのだけど、次の瞬間「昇進させて」と要求して、アメリカを感じる。しかも上司も即認めるのがすごい。
多少の難はあるがラブコメの王道。(条件はあるが)お勧め。
今年16本目(合計83本目)。
まず、この映画、原作のタイトルは "Can You keep a Secret?" で、訳せば「秘密を守れますか?」程度の意味。これをどう訳すと日本のこのタイトルになるのかはわからず…。ただ、この映画で「秘密を守る」という部分は大きなファクターがあり(ここはネタバレ回避のため詳細省略)、まぁぶっ飛びすぎて意味不明な意訳でもないので、そこは許容範囲内でしょう。
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※ ここでは、canとcouldでは意味が違います。canの場合は「果たしてあなたにはできますか?」という挑戦的な意味合い、couldでは「~していただけますか?」という語気緩和用法(条件法)で、微妙に意味が違います。ここでは明確に前者の用法です。
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どうも先行して放送したところもあるようで、22日(金曜日(2日前))一斉公開ではなかったようです。よってここである程度の情報を得ていたのですが、ラブコメの王道をいっている感じは正直しました。ミステリーものという分野にはなりませんが、至るところに「秘密」が隠されており、その中には「んんん?」という部分もあるものの、エンディングにいくにしたがってきれいに収束します(多少の解釈の揺れがあっても、まったく意味不明なところはなさそう)。そのため、ミステリーものという分野ではないものの、「最初に見て序盤の「んんん?」という部分をズバリ当てられるか?」という観点で見に行くのも(まぁ、趣旨違いな気もしますが)一考かなと思います。とはいえ、多くの方が書かれている通りラブコメ映画という評価の軸が基本だろうと思います。
そういう観点で見ると、多少「うまくいきすぎじゃない?」とかというのも出てくるかと思いますが、そこは映画ですし、極端にご都合主義が過ぎるもの(映画という範疇を超えても展開が支離滅裂とか)でないので、そこはまぁラブコメもの(ギャグものというカテゴリには入りづらいが、0.5割~1割程度でそう見ることはできる)という観点からは、ひくほどべったりでも困りますが、映画の描写の範疇からはあるかなと思いました。
そういえば…。映画の中で主人公の同僚の方でアルテミスさんという方が出てきますが(フランス人の血もひいているとのこと)、実際にそのような神秘的なお名前の方は(実際に調べると)いらっしゃるみたいですね。ちょっとここはびっくりしました。
ちょっと気になった点を書いて評価に入ろうと思います。
大きな傷ではないものの、どちらもそこそこ重要な点であり、やはり書かざるを得ないかなと…。とはいえ、一応配慮はされており、大きな減点対象にしませんでした(各0.1の4.8を5.0まで切り上げています)。
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(減点0.1) 主人公およびその関係する登場人物の中に、特定の手足の先天異常(皮膚系にも入る?)を患っている方がいて(ネタバレ回避のため、範囲を限定していません)、それを告白するシーンが出てきます。ただ、ストーリーにはほとんど関係せず、かつ、一般には重度にはなりにくいほうですが(少なくとも手や足の一般的な使用に支障をきたすものではない模様)、それがファクターとなる部分はまるでなく、一方で整形的な観点(美容、美貌という観点)ではハンディになることも否定はできず、それを「秘密の一つ」に入れているのは、ちょっとどうかな…(もちろん、日本の重度身障に相当しうる程度のものを無意味に茶化して入れるのは大幅減点を免れない)という気はしました(ラブコメなのか、先天性疾患に対する理解の問題提起なのか混乱してしまうし、比較的メジャーな先天疾患であるため、当事者の心情にもある程度は配慮すべき。遺伝子関係なく日本でも程度の差はあれいらっしゃるようです)。
(減点0.1) 日本では映倫のコード上では制限なしのG指定ですが、よくG指定で通ったなぁ…という印象はします。PG12ギリギリの(下手するとG15?)「大人の営み」は何回も出てくるし、かといって日本語版の字幕もその部分をぼかさずバンバン書いているので、G指定だからって家族全員で見に行くと凍り付くんじゃないかな…とは思います(これに限らず映倫のコード基準がよくわからない…)。ただ、表現の自由には最大限配慮する必要はありますし、「上限ギリギリでみてもG15?」という程度で、あからさまにG18やらという状況ではないので、ここはこの程度にしました。
(減点なし) 全般に日本語字幕は丁寧なほうですが、物語序盤で embark という語が翻訳されていない部分があります(数か所)。動詞用法として「(船・飛行機などに)乗船する」「(会社などで、ある事業に)投資する」の2つの意味ですが、物語のストーリー(予告分で把握できる範囲で)上、両方の解釈、ないし「両方同時に意味を持たせた」ようにも思えます。かつ、そこそこレベルの高い語彙なので、あえて日本語版では翻訳しなかったのかなという気もします(真相は正直不明。そこそこ語彙レベルの高い単語なので「あえて訳していない」ことでヒントを伏せた、という見方もできる)。ただ、そうだとすると「うまくやったなぁ」という印象はあります。
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エマおもろすぎ
出張帰りの飛行機で乱気流に巻き込まれ荷物が落ちたり激しい揺れに見舞われ、死ぬと思ったエマは隣の席の男性客に自分や自分の恋人・同僚・友人などの秘密を話してしまう。
飛行機は正常に戻り助かったエマが次の日会社に出勤すると、会社のオーナーが飛行機で会って秘密を話した男性だった、さてどうなる・・・という話。
下ネタ有りのラブコメディで面白かった。
エマ役のアレクサンドラ・ダダリオが特に美人でも無いけどなんか可愛いくて面白かった。
ラブコメ好きならそれなりに満足
出張帰りの飛行機で乱気流に巻き込まれた主人公が、隣に座った男性にいろんな秘密を打ち明けてしまう。しかもその男性が自分の勤める会社のオーナーだったというラブコメ。
2人の距離が縮まったり、困難があったり、友人の助けがあったりというラブコメ王道の展開が待っている。そしてちゃんとハッピーエンド。2人が秘密を打ち明けあうという終わり方はいい。
そして意外と下ネタが強烈なのも笑えた。エレベーターでのセックステクニックのくだりは笑ってしまった。周りが全然笑ってなかったので気まずかったくらい。
友人たちのキャラとか、オーナーの秘密の内容とか、仕事シーンの乏しさとか不満もそれなりにあるのだが、全体的には満足のいくラブコメだった。ただ、Demonsで泣くことを笑う意味はちゃんと理解したかった。悔しい。
【"物言わぬは腹ふくるるわざ。 男は本音で悩みを相談されるとヨワイ生き物である" そして、本当に大切な人には"秘密"を持たない大切さをコミカルに描いたラブコメの小品。】
-商談で失敗して、ガックリ肩を落としてニューヨーク行きの飛行機に乗ったエマの表情を観たスチュワーデスが、空いていたファーストクラスの席に案内する所から、物語は始まる。-
■面白きシーンと少し沁みたシーン
・多分、初めてのファーストクラスで落ち込んだ気分を和らげるために、エマがシャンパンを飲みすぎ、飛行機が乱気流に巻き込まれ際に、”もう駄目だ!”という想いと酔いも手伝って、隣席の男性に自分の悩み事、隠し事、コンプレックスなど洗いざらいぶちまけてしまうシーン。
ー これ、分かるなあ・・。20代のころ深酒をすると、酒の勢いもあって普段言えない事を周囲に言っていたものなあ・・。反省して、今は酒に呑まれる事はないです・・。
あと、ビジネスクラス、ファーストクラスでの飲み過ぎはみっともないヨ。空港の専用ラウンジで飲みまくっている日本人のお父さんたちの集団を見るのは、本当に恥ずかしいです。ー
・エマの勤務先に創業者のコンビの一人、ジャック・ハーパーが姿を見せるシーン。(彼の相棒は若くして亡くなっていた・・)
エマの驚愕の表情。
”おや、君だったのか・・”と穏やかな笑顔を浮かべ、フレンドリーに話かけるジャック。
ー そりゃ、驚くよね。隣席の”色々と恥ずかしい事を喋ってしまった男性が、イケメンの創業者だったらね。けれど、実はジャックも・・。ー
・エマの秘密をTVで、つい喋ってしまったジャック。固有名詞は出していないが、エマの同僚達の驚きと、可笑しさを堪える表情にクスクス笑う。
そして、エマの哀しみと怒り。
謝るジャックに”貴方だって、秘密の電話をするし、時折一人で飛行機で出かけるじゃない!”と詰め寄るエマにジャックが見せた写真。そこに写し出されていたのは、亡き相棒と彼の娘の姿だった・・。
ー ここは、グッと来てしまったなあ。ジャックが無き友人を如何に大切にしていたか、友人のプライヴァシーを守るために、秘密裏にイロイロと努力していた事が分かるから・・。良い男じゃないか!ー
<自分の素を曝すのは、恥ずかしい。
けれど、自分の大切な人には、隠し事はしてはいけないなあ、という当たり前の事を今更ながらに思い出した粋なラブコメディの小品。>
■蛇足
・私は、一緒に働く女性達から”個別に”相談を偶に受ける。それは、職場の同僚の女性への愚痴であったり、職場環境への不満であったり・・。
どうも、年齢差もあり(20代の女性が多い)話しやすいらしい。
そのような場合、出来るだけキチンと聞くようにしている。
不満を”秘密”として抱えながら仕事をするより、余程良いと思うからだ。
偶然偶然また偶然。偶然のオンパレードなんですが、その偶然の数々を目立たないように料理してみせたのが、このラブロマンスを4000万部も売った原作家の腕だったのでしょう。
映画のオープニングで、主人公のエマがプレゼンテーションに失敗し、出張先でクライアントを失って落ち込んでしまうシーンがあります。
この時にやらかした大失敗は、たしかにありえる大失敗なのに、映画を観ている側の意表を突いた見事な大失敗で、おおいに驚き、苦笑させられ、おかげで一気にストーリーに引き込まれました。
落ち込んでしまった彼女が帰路の飛行機でファーストクラスにアップグレードされるのも偶然なら、隣に座っていたのが自分の会社の、顔も知らないトップその人だったのも偶然。
その人が若くてイケメンで鍛え上げた体の持ち主で腹の筋肉が割れていたというのも偶然。
飛行機が乱気流に巻き込まれたのも偶然で、彼女が飛行機が死ぬほど嫌いだったというのも偶然。
しかし、キッカケはなんであれ、自分の秘密を最大漏さず誰かに告白してしまったら、告白された側とのあいだに気持ちのつながりができてしまうのは、ある意味で当然なのですね。
この、二人の気持ちがつながる瞬間を観客に共有させたお蔭で、誰もが納得するこの一点をテコにして、すべての偶然のあり得なさはブッ飛ばされ、あとは二人がきゃーきゃー言いながら、ブランコのように、接近し、離れ、接近し、そしてついに両思いの愛情が成就するのをニコニコしながら楽しむっていう趣向の映画です。
主人公のアレクサンドラ・ダダリオは表情がクルクルと百面相のように動いて、愛らしいだけでなく力強くもあり、楽しみな女優さんだと思いました。
主人公の同居人の日系人役のキミコ・グレンも、日本のイメージをとことんまでブチ破ってくれていて、ザ・脇役としてのキャラが立ち過ぎていて面白かったです。
というか、出てくる脇役たちが揃いもそろって徹底的に脇役脇役しており、主人公アレクサンドラの引き立て役に徹しているのが、映画のプロというか、すがすがしい限りでした。
もっとも、アレクサンドラ自身が製作総指揮の一人でもあるので、自分の周りを「引き立て役」だけで固めたのは、自分を売り出す一環なのかも知れませんが……。
というわけで、頭の中をカラッポにして、いいねー、若い人は羨ましいねーと、じいさんのように呟きながら楽しめる映画だと思いました。
全30件中、1~20件目を表示