映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ) 2021のレビュー・感想・評価
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ドラコルル長官が出色
本来、2021年に公開予定だったので、偶然にも世界情勢をリンクする部分が出てしまったが、内容そのものは1985年版や漫画原作と大きく変わっていない。内容が変わっていないにもかかわらず、37年たっても世界情勢と重なるのは、原作の先見性というより、世界の根本は変わっていないということの現れだろうか。
この作品は、独裁者との対決を描くが、悪役のドラコルル長官は非常に優秀なのが物語を面白くしている。ひみつ道具持ちのドラえもんを知略で上回り、完全勝利目前まで追い詰めている。しかも、部下の命も人質の命も無碍に扱わない人道的な配慮もできるキャラクターで、民主的な国では大変に優秀な人材として活躍するだろう。
1985年版と比べると、独裁者のギルモアは一層駄目な奴に、民衆は一層勇敢に描かれている。ドラえもんたちのような外部の力で国を取り戻すのではなく、あくまで民衆が立ち上がることが大切としているのも今の情勢と重なる。
それにしても、あんな豪華なミニチュアセットを作れるスネ夫たちはすごい。
1985年版を知るからこそ際立つ、メッセージの普遍性
劇場版「ドラえもん」41作目。何気なく書いているが、長編映画41作目という事実に驚きを禁じ得ない。作品は、1985年に劇場版6作目として公開された「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)」をリメイクしたもの。今回、新キャラクターが加わったりもしているが、内容に大きな変更点はなく、作り手たちが子どもたちに伝えたいメッセージの普遍性にも驚かされる。大人が鑑賞しても十分に楽しめる作品といってよいだろう。
これまでの映画ドラえもん史上、かなり出来が良く、まさに「いま見ておきたい作品」でもある。
まず本作は1985年3月に公開された名作「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」のリメイク作品なのでベースの物語が良く出来ています。
しかも、作画も最高峰に凝っていて、冒頭の「ミニチュアによる特撮シーン」からセンスが良いです。出木杉君が行う爆発シーンの撮り方など、まさに特撮そのもので、いろんな発見があると思います。
ちなみに、この「ミニチュアによる特撮シーン」は「STAND BY ME ドラえもん」の白組とのコラボで実際にミニチュアを作っていて、それを2Dアニメーションに上手く合成させる手法を取っています。
物語自体も1985年版の「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」を進化させていますし、最後まで安定して面白く、良い作品になっていると感じました。
強いてダメ出しをすると、中盤に流れる曲が私には少しピンときませんでした。何かを流すのであれば1985年版の武田鉄矢の「少年期」を使っていたら、より良かったと思いました。
また、ゲスト声優の関係なのか、一人だけ声のトーンが違うようなシーンがあったりもしましたが、この辺りはご愛嬌という感じでそれほど気にはなりませんでした。
テーマ曲のOfficial髭男dism「Universe」も良かったですし、今年は全体的に出来の良い当たり作品でした。
本作はピリカ星という惑星での物語でしたが、現在の世相とも一致し、いま見ておきたい作品にもなっていると思います。
「パパ、独裁者って、なに?」
私は現在日本在住中国人会社員で、『ドラえもん』の大ファンです。
中国では毎年、『ドラえもん』の映画が日本よりも3ヶ月遅れて公開されるため(通常は6月1日ごろ)、日本に住んでいることで、中国の友人よりも早く最新の『ドラえもん』映画を見ることができ、それが私にとって大きな喜びです。
この映画レビューはもともと中国語で書かれたものですが、日本の『ドラえもん』ファンと交流し、共感を得るために、このレビューを日本のウェブサイトに翻訳して投稿することにしました。私の日本語能力が高くないため、翻訳に不自然な表現が含まれていたり、元の意図を完全に伝えられない部分があるかもしれません。その点についてはお詫び申し上げますとともに、読者の皆様のご理解と寛容をお願い申し上げます。
*以下の内容には多くのネタバレが含まれており、1985年版『宇宙小戦争』を視聴したことを前提としています。
1.「パパ、独裁者って何?」
ビリカ星の前大統領パピが世界に向けての演説が中断された後、テレビの前の子供が隣に座る父親にそう尋ねました。このシーンを見た時、スクリーンの前の私は思わず微笑みました。明らかに、監督はチャップリンの1940年の『独裁者』の最後のシーンに敬意を表しています ― トマニアのラジオの前にもこんな父子がいたら、子供も同じ質問をするかもしれませんね。
軍事クーデターで権力を握ったギルモア将軍は、パピに自らの政権の正当性を公に認めることを望み、家族や友人、そして自身の命をもって脅迫します。しかし、一連の反独裁の熱弁によって公然と辱めを受け、顔を真っ赤にして、反対者を全員処刑するよう命令します。
将軍がそこまで怒る理由は、パピの非難だけではなく、自分がたった10歳の政治的な幼子にあっけなく逆転されたことによる屈辱感にもあるかもしれません。
バスルームでの水遊びのシーンでは、パピがドラえもんに、ビリカ星では10歳で大統領になるのが普通だと語ります。しかし、原作でもリメイク版でも、パピが大統領になった具体的な方法については描写されていません ― 民選なのか、科挙制なのか、それとも指名なのか?ビリカ星の政治体制はおそらく非常に幼稚ですが、それがまさに人気のある指導者を生み出し、同時に政変を容易にする原因でもあります。
ギルモア将軍には確かに自分の主張があり、支持者がいました。さもなければ、80万人もの大軍を維持することはできなかったでしょう ― ビリカ星に現れる軍政府の兵士たちは、戦況が不利であっても反乱を起こしたことはありません。これが最良の証拠です。
それにもかかわらず、ギルモアは自分の「人々」を信じられず、戦闘中には無人機を大量に攻撃力として使用し、敗走する際にはロボットに運転させる選択をしました。裏切られることを恐れていました。
この評価は彼の側近であり、情報機関PCIA(ビリカ星のCIA?)のトップ、ドラコルルの口から出ています。彼自身の軍隊の中でも、これは一般的な見解でしょう。
こんなに疑い深く警戒心が強い人物が、パピが自分のために背書きをすると軽信してしまったことは、政治的な幼稚さがのび太をも凌ぐかもしれません。
対照的に、パピは初々しい顔立ちでありながら、多くの場面で政治的な意識が非常に高いことがわかります。以下の二つのエピソードからそれを見ることができます:
まず、物語の冒頭でクーデターが発生した際、パピは首都からの脱出を断固として拒否しました。なぜなら、戦火で亡くなった大統領は永遠に大統領であり、戦いから逃げる大統領は、最良の場合でも亡命前大統領であり、ほとんどの場合は国賊に過ぎないことを彼は理解していたからです。もっと簡単に言うと、彼はギルモアに権力の空白を与える口実を与えるつもりはありませんでした。
次に、静香をドラコルルから救出した後、皆がステッカーベースで作戦を練った際、パピは何度もドラえもんたちのビリカ星内戦への介入を拒否しました。最初に戦車に乗った時も、彼は乗り気ではありませんでした。
地球の力を借りて内戦に勝利すると、パピの地位の正当性が揺らぐ可能性があり、これは安全性の問題以外で最も懸念すべき点の一つです。パピ自身、この点をよく理解しており、ドラえもんの道具の力を目の当たりにした後、一時は目を輝かせましたが、冷静になった後、地球側の介入に対する反発は、友人に対する心配だけでなく、明らかにドラえもんは十分な自己防衛能力を持っています。
また、新版でのステッカーベースでの議論は非常に考えさせられるもので、ドラえもんは初めから意見を述べていませんが、他の人々はそれぞれ自分の立場を持っています:
左派の知識人であるしずかは、人道主義に基づく支援でパピを帰国させ、姉を救うことを主張しています;
下層の熱血青年ジャイアンは、全面参戦を主張し、ギルモア軍政府を打倒することを提案しています;
善良な一般人ののび太は、もともと意見がなく、しずかに唆されて出兵に同意しますが、足がつったりしています;
そして、財閥グループを代表するスネ夫は、当初は参戦に反対していましたが、ジャイアンとのび太に圧力をかけられて同意し、後に二度戦場を離れようとしましたが、パピやしずかに説得されて戻ります。しかし、このように臆病な投降派のスネ夫が、彼の財力と技術によってもたらされた高度な武器が、最終的に戦争の方向を左右する役割を果たしました。
もちろん、介入の口実としては、ドラえもんが提案する必要があります:
「とにかく僕のスモールライトを返せ!」
軍事行動の目的は国宝を取り戻すことであり、それによって地球には出兵の正当な理由が生まれました。
2.原作と比べて変更点
2021年のリメイク版『宇宙小戦争』では、ストーリーや表現方法に多くの変更が加えられました。私が最も印象深いと感じた変更点は以下の通りです:
①序幕のシーンがよりコンパクトになり、のび太とスネ夫の映画制作競争や、パピがうさぎのぬいぐるみやどら焼きを盗むシーンはカットされましたが、しずかの人形にAIコアを装着して遊ぶシーンは残されました。このシーンの必要性は不明ですが、恐らくは特定の道具を登場させるという上層部からの厳命があったのかもしれません。同様に、新版では序幕でのび太とジャイアン、スネ夫の対立も薄められ、5人組は非常に仲が良いことが強調されています(出木杉は相変わらず台詞が2つだけです)。さらに、ドラえもんのテーマソングがカットされ、オープニングには宇宙戦争のテーマに合った交響楽が流れます。
②原作では、パピがしずかを救うために自らドラコルルに捕まるという展開でしたが、リメイク版ではパピとしずかが一緒に救出されるという大きな変更がありました。
戦車で現れるのび太たちのシーンはとても熱いものでしたが、それによりステッカーベースでの議論のシーンが自然に導入され、6人1匹でビリカ星遠征のチームを組むことになります。パピが捕まっていたら、基地内の議論はあまり意味がなかったでしょう。
③ドラえもん、のび太、ジャイアンがビリカ星の反乱軍と接触するシーンには、新たな作戦目標が追加されました:スモールライト奪還。
潜入作戦と小惑星基地の防衛戦が同時に進行し、スネ夫としずかは無敵の戦車で圧倒的な戦いを繰り広げますが、ドラえもんたちはあちこちで正体を暴かれ、反乱軍を巻き込んだり、ドラコルルにスモールライトを破壊されそうになったりします。
ジャイアンとドラえもんはのび太を守りながら敵の本拠地からの脱出を試みますが、役立たずの主人公は毛布にくるまって小路に隠れる以外に何もしませんでした。もしかするとこのストーリーラインには当初何か計画があったのかもしれませんが、最終的にはのび太が処刑場でパピを救出することになり、原作で3人が一緒に捕まる展開と大差ありません。
④リメイク版では、PCIAとドラコルルの陰険さと手ごわさが弱められています。原作でさえも彼が「悪」の特性を示すことはありませんでした。彼は単に手段を選ばず、思慮深いだけです。彼のギルモアに対する評価からも、特に忠誠心を読み取ることはできません。「坊主として鐘をつくだけ」タイプですが、鐘をつくことが非常に上手です。
ジャイアンに捕まった時、この独裁者の一番の手下は少し風格を見せ、「銃を下ろせ、私たちはもう負けた」と落ち着いた副官に言いました。もし私が復位したパピにアドバイスできるなら、ドラコルルは野心がなく使える才能があると伝えるでしょう。彼を影の顧問として残す方が彼を処分するよりも価値があります。
⑤原作では、ギルモア将軍が逃げる際に怒った民衆に捕まり、ひどい目に遭いますが、リメイク版ではデモ隊の手に武器や石がなく、「ただ集まって歩いてくるだけ」と変更されました。
ギルモア将軍の慌てた逃走も、「ここまでか?」と言ってその場で膝をつくように変更されました。
でも確かに、ただ「民衆が集まって歩いてくる」を見て、独裁者が恐れを生まれ、跪いて懇願するほどですね。
3.伸びている感想
多くの人々は、子供向けのアニメーションの政治要素に対して、上から目線で自惚れたようなコメントをする私のような行為を軽蔑するかもしれません。
確かに、ある程度の知識蓄積と政治的経験が必要で、目標視聴者は基本的に子供たちです。子供たちは何を理解できるでしょうか?彼らはドラえもんの道具がとても不思議で、のび太とパピの友情が感動的で、犬のポコがとてもおしゃべりだとだけ知っています。私がこれほど多くを語っても、何の役にも立ちません。
しかし、もしかして、私が初めて『宇宙小戦争』を見たとき、わずか7歳だったとしたらどうでしょう?
7歳の私には、政権の正当性、民意、専制、内戦への介入、反ユートピアやビッグブラザーの目などが何であるかを知る由もありませんでした。しかし、ギルモアの監視ポスターが至る所にあることに対して、のび太と同じような感嘆を発することはできました:「ひどいよ」
その子供も今やこのようなキーボード政治評論家に成長したというのは不思議ではないでしょうか?
大統領の亡命と犠牲、人民の沈黙と抵抗、独裁者の失脚、これらすべてが大人の血と銃煙の匂いに満ちた話でありながら、まるで空想的な童話のように描かれているのは、同世代のアニメーション作品では非常に珍しいことです。
『ドラえもん』という作品にとって、普遍的な価値観と科学的常識の形成は、その輝きの一つです。厳しい説教はせず、単に啓発と導きの形で種をまき、適切な時が来ればそれが根を下ろし、芽を出します。
私が『ドラえもん』の映画で最も好きなトップ3は、『雲の王国』、『宇宙小戦争』、『海底鬼岩城』です。これらの作品はそれぞれ、環境破壊、独裁、核抑止などのテーマに触れています。幼稚な描写ですが、子供たちに政治を啓蒙する授業として、概念を物語の中で理解し、受け入れることは、ちょうど良い示唆ですす。幼い頃の私には深い意味を理解することはできませんでしたが、まさに子供時代のその概念と曖昧な記憶が、今日、関連する問題に対する私の視点に影響を与えています。
藤子・F・不二雄先生は、誰もが政治と完全に無縁でいられるわけではないことを知っていました。唯一できることは、その時が来たら準備ができていることを確認することです。
「パパ、独裁者って何?」
ビリカ星の子供がこの質問をしたとき、映画館の後ろで座っていた小さな男の子が上映後にすぐに同じ質問をしたとき、独裁者たちは、彼らのために用意された絞首刑がすでに手配されていることに気づくべきです。
私はこの段落を文末に置きます:
「人々の憎しみは消え去り、独裁者は死にます。彼らが人々から奪った力は人々に戻ります。そして、人が死ぬ限り、自由は決して滅びることはありません。」
――チャールズ・チャプレン
Charles郭
2022/3/7
日本横浜
やっぱりいいな
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宇宙のある星に優秀な少年大統領がいた。
しかし軍部にクーデターで乗っ取られてしまう。
大統領は側近の手で一人逃がされ、地球に不時着。
大統領の星は全てが日本に比べて小さかった。
のび太らはスモールライトで小さくなり、交流を深める。
そこへ追っ手が来てスモールライトを奪われる。
また姉を監禁され、大統領はのび太らと星へ戻る。
しかしそこで捕らえられた。でみんな死刑になりかかる。
でもちょうどそこでスモールライトの効果が切れみんな巨大化。
こうして星を奪還、めでたしめでたし。
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毎年恒例、劇場で一人で見て来ましたw
やっぱりドラえもん映画で泣かんことなんてまずないわ。
ただ、見終わると内容を忘れてしまうのもドラ映画の特徴w
この作品も何度か見てるはずなのに、まるで初見やったな。
何となく覚えてるシーンは時々あったけど。
実際には色んな部分でマイナーチェンジしてるんやろけど、
そういうのは全く分からんかった。まあしゃーないな。
いつもながらジャイアンは映画では頼もしいのやが、
今回はスネ夫の活躍が目立ってたな。
戦争と平和に対するメッセージが込められてるのか?
スターウォーズってタイトルだから仕方ないとは思うが、シリーズを経て秘密道具を使っての戦争ごっこ慣れしたのかジャイアンやスネ夫も秘密道具があれば、簡単にやっつけられると思っており、好戦的な様子に描かれる。
かといってホント戦争となると恐ろしくなるスネ夫も見られたりする。
でもスモールライト、取り返すの取り寄せバックでよくね?とか思ったり(笑)
ガリバートンネルで大きくなれないとか?
こんな事考える大人ってダメだね…
素直な心で楽しめる人が観るべきかな。
敵の長官ドラコルルさんが政治的、人道的に優れた人物でこっちがクーデター起こしたら勝つんじゃない?と思うほど優秀。
チートなドラえもんの道具を考察し、知略策略を持って捕らえようとする。
硬い戦車に電磁パルス攻撃を仕掛けるなど、賢い。
しかも「殺すな撃つな」と配下を制止したりもしている。
ギルモアに対する態度も落胆した様子を見せており、いづれは反旗を翻すか粛清されそうな…。
しかも敗けを認める潔さ、配下の助命を乞えるなど現場の指揮官としてはドラえもん映画屈指の人物である(笑)
対するギルモアは件の香川照之を声優に起用したけれど、香川照之である必要は全くないような存在感のなさだった。
あとパピが大統領なので大人の政治的な判断もある為に観ている児童(幼児)にも判りやすいよう説明的になりやすいシーンが多い
まぁこの位なら気にはならないだろう。
民衆も銃を構える兵士をものともせずに突っ込んでいくなど今の日本人じゃやりそうもない事をガンガンやるので、今の日本人ってこんなに怒れるかな?と心配にはなる
上記書いたが普通に観られるドラえもん映画であるとは思う。
あと個人的に考えた事で少子高齢化を謳うニュースを殆どの人が認識していると思うが、本来ドラえもんを観る対象である子どもが減っているこの状況は深刻。
【独白】
小学館が毎年新一年生を対象に保育園や幼稚園に働きかけて【入学おめでとう大会】みたいなのを地方でやっていた。参加者は新入学を控えた子どもとその親。仕事で何回も参加したが入場券と連動した番号で豪華な景品をくれていた。自分が参加し始めた20年前は図鑑を一揃いみたいな感じでくれていたのだが、次第に図鑑を一冊とかになっていた。
【入学おめでとう大会】の内容も交通安全教室は毎回付いてて、県警の交通安全指導の方々が面白おかしい寸劇で子どもに判りやすい説明をしていた。
後は年毎に変わるが、子どもの習い事(バレエ教室のお披露目ダンスとか)親がさせてみたい習い事の紹介があったりした。
小学館が作った小学校での物事をドラえもんが紹介する映像(当時はフィルム)で「小学校ってこんな所だよ」と見せるなどもしていたが、1月にやる行事だったため、春に公開するコナンくん、夏に公開するポケモンやクレヨンしんちゃんなどの予告編を見せるなど宣伝の側面が強くなっていった。
今はまだやっているのだろうか?
商業的な原理から言えば、子どもが少ないとなると金額を上げなければ、今後儲ける事はできないのでないかな…。
駆逐してやる
オリジナル版はどことなく嫌悪感さえ覚えてしまったけど、今リメイクはかなりオブラートに包んだようなユルさがあった。逆にそれが子供ウケもよさそうな雰囲気だったし、最後の自由同盟の市民達が立ち上がるところは見事。
ある意味、スネ夫の主張は正しい。怖じ気づいて弱気になっていると取るより、他国の戦争に関わりたくないことを静かにアジテートしていた。ギルモア軍の兵器が無人機だとわかるところや、人は傷つけないことも優しさの表れであり、嫌戦感もあった。これもスモールライト奪還や仲間を助けることにテーマが移行していたおかげだろうなぁ。
犬のロコロコの声優は『進撃の巨人』におけるエレン・イェーガーだけど、巨人が現われたときにギャグをかましてほしかったところ。
ドラえもんからのエール
映画ドラえもん41作目。
コロナで公開が一年延期になり、ドラえもん映画が一年空いたのは声優交代時以来。
今年公開したけど、タイトルは元のまま“2021”というSF(すこし・ふしぎ)。
暫くオリジナル続いていたが、久々のリメイク。
基になったのは、これまた名作『宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)』。
公開時からレビューに溢れていたが、今年公開された事はタイムリーと言う他ない。
『宇宙小戦争』はドラえもん映画の中でも非常にポリティカルな内容を持つ。
クーデターにより故郷の星を追われた大統領。
軍事力で政権を奪取した独裁者。
平和も自由も奪われた民衆。
反対派は抗い続ける…。
現実世界の該当国が本作を見たらどう思うだろう。
遠いアジアの小国の子供向けアニメ…と思うなかれ。
しっかりとしたテーマやメッセージ。
是非見せて、某国には独裁と戦争の愚かさを訴え、某国には不条理な侵攻に苦しめられている民衆の心に届いたら…。
ドラえもんからのエール。
改めて、何十年も前に色褪せない作品を創造した藤子先生に敬服。
さてさてお堅い話はとりあえずここまでにして、やはり『ドラえもん』は純粋に楽しみたい。
遠い星からやって来た小人の大統領、パピ。
宇宙には見た目も身長も様々な人たちがいると思わせてくれる。
そんな違いなど気にも止めず、すぐ仲良くなるのび太たち。だって子供向けアニメだから…じゃない。これ、非常に大切なメッセージだと思う。
スモールライトで小さくなって、おもちゃの家で楽しく遊ぶ。しずかちゃんは夢に見た牛乳風呂。リメイクして見ても、ここら辺やっぱ夢がある。
敵にスモールライトを奪われ、大ピンチ!
なら、ビッグライトで大きくなれば?…なんてひねくれた見方をしてはいけない。
かつて映画記者が、西部劇で何故敵は主人公の乗る馬車を攻撃し、馬を撃たないんだ?…と意地悪な質問をした。それに対し、巨匠ジョン・フォードはこう応えた。
そんな事をしたら、映画はそこで終わってしまうではないか!
映画は多少のツッコミ所、ご都合主義があって当然。(あり過ぎるのも難だけど…)
ドラえもんたちがビッグライトですぐ大きくなって、簡単に敵をやっつけてめでたしめでたし…そんなのが見たいのか?
大冒険があって、ピンチがあって、絶体絶命の所でスモールライトの効き目が切れて、元の大きさに戻って反撃開始!
それが痛快で面白いんじゃないか!
もう一度言おう。ビッグライトですぐ元に戻ったら、映画はそこで終わってしまうではないか!
基本的な話の流れはオリジナルのまま。
が、“2021バージョン”なだけあって、ちょいちょい脚色。
まず序盤、パピと出会うまでの展開が早い、早い! 自主映画撮影時に映った謎の影(うさぎに乗ったパピ)やしずかちゃんのぬいぐるみ映画撮影はカット。
パピとの出会いのシチュエーションも違う。
最大の違いは、原作やオリジナルでは人質となったしずかと交換にパピがドラコルルに連れ去られる筈が、のび太たちの救出によって連れ去られない事だろう。
代わりにドラコルルは、本作のオリジナルキャラであるパピの姉を手中に。
パピは“助けられる側”から“助けに行く側”に。
ピリカ星に向かうロケットの中で、原作やオリジナルでは描かれなかったのび太たちとパピの交流。ここが変更点でも大きなポイントだろう。お陰で原作やオリジナルでは大人びていたパピだが、内面は悩み、よりのび太たちと同年代視線の親しみ易いキャラとなった。
ピリカ星のピシア本部潜入も新たな展開。スモールライトを餌にパピたちを誘き寄せたドラコルルの策士光る。
この時のび太は逃げおおせ、オリジナルには無い展開なので、どうなるの…??
とは思ったけど、オリジナル通りの展開に繋がった。
変更点でもう一つ良かったのは、民衆の奮起のタイミング。原作やオリジナルでは最後の辺りだったが、今回はそれよりもっと早く。
独裁悪を倒すのは、勇気ある者の声と民衆の団結。
プー…じゃなくて、ギルモアよ、思い知れ!
ギルモアはより滑稽な面が浮き彫りに。ラストの「ここまでか!」の台詞は、スキャンダルがバレたから…?
ドラコルルはより狡猾でキレ者に。
新キャラのパピの姉だけど、確かにパピのアキレス腱だけど、それほど重要キャラじゃなかったな…。
ロコロコは変わらずお喋りだった。にしても、オリジナル声優に似せた梶裕貴の声色がスゲェ…!
リメイク版は時々残念な作りになる事あるけど、本作はタイムリーな問題もあって、奇遇にもテーマやメッセージがより色濃くなり、楽しさも損なわれず。
上々の映画ドラえもんであった。
しかし、唯一完敗したのは…
本作の主題歌と挿入歌も悪くはないが、でもやはり、オリジナルの神曲『少年期』に勝るものはない!
来年は空の理想郷へ!
空舞台と言うと、『雲の王国』は特に好きなドラ映画の一本。
これに勝る事が出来るか…!?
人気脚本家・古沢良太の手腕に期待!
旧と比べるのは悪いとは思うけど…
面白かった。が
旧ではスネ夫が一貫して「戦争は怖い」という行動だったのが変わっていて、後のしずかちゃんを助けるシーンのメリハリというか緩急がなくスネ夫の折角の見せ場が半減…
道具やら、全体的にそれいる…?という説明があって笑ってしまった。
戦争を柔らかくしたのは教育の観点からなのか、
旧作はもう少し戦争、独裁者の恐ろしさが描かれていたので宇宙小戦争という名前がぴったりだと思うが、
新作は宇宙小戦争というにはあまりにも戦争に対して緩い気がした。
独裁者が支配する悲惨な戦争中(まして大都市)に某Mドナルドでバイトするか…?
ロコロコの鬱陶しいおしゃべりも大事な笑いシーンとキャラだったのに半減どころかほぼ消えてて悲しい。
特に良かった点
詳しくないがSFがカッコよかった。宇宙船での戦闘シーンは旧よりしっかりしていてカッコよかった。監督脚本さん両方その畑出身みたいなので力を入れたであろうシーンは詳しくなくともびっくりでした!
ただ背景や戦闘シーンが綺麗すぎてドラえもんたちの絵がチープなのが目立って気になりました
超個人的には
武田鉄矢の歌が恋しい…
思いやりの心、、、
ドラえもん(映画)シリーズ第41作。
Amazon Prime Videoで鑑賞。
原作は既読、旧作も鑑賞済みです。
昨今のリメイク編の中でも出色の出来だと思いました。原作及び旧作から大筋では変わっていないものの、パピのキャラクターが人間味を増していたし、メカニック描写はよりカッコよくなっていたし、往年の特撮作品へのオマージュが込められたシーンの、精緻に書き込まれた作画に感動させられました。
公開が1年延期されたことで、図らずも現実世界とリンクしたタイムリーな内容になってしまいました。パピの演説―人は他者を思い遣ることの出来る生き物であり、その心があれば、手に手を取り合って共に歩むことが出来るはず、と云うメッセージは強く心に響いたし、自ら立ち上がった民衆の力によってギルモアが膝を折ったシーンに、熱い興奮を覚えました。
子供騙し
昔のストーリーを使っているらしいので、現在の宇宙観にはそぐわない。
宇宙船で行き来出来るほど高度な文明を持つ星が、地球と変わらぬ三次元での争いを繰り広げている。
劣っている地球人が、巨人であるということだけで文句なく勝てる最後。
昭和の時代ならそれで良かったが、子供といえど本物の量子的な宇宙観を学ばせたいものだ。
スネ夫やのび太のような一般的な弱腰の子どもが、立ち向かっていく様は、勇気づけられる子供たちも居るだろう。
久しぶりに
ドラえもん映画を観たけど、子供の頃にドラえもん映画観といて良かったと、改めて思えた。
リバイバルされ、当時の映像や声とは違うけど、ドラえもんを通して伝えようとしている大事な事が、きちんと継承されていて良かった。
今の子供達には是非観て欲しい。そして、知らないうちに大事な事が心の中心に根付く事を願う。
正当に進化したリメイク作品だけど、時代に翻弄された感もある一作。
本来ならば2021年3月公開予定だった本作。新型コロナウイルスの感染拡大状況を受けて公開を約一年延期、そしてようやく公開にこぎ着けたかと思ったらロシアによるウクライナ侵攻が発生してしまいました。非常に不幸な偶然により、「戦争」をタイトルに関した本作は、図らずしも時代を象徴する作品となってしまいました。
1985年版と本作では、物語の主筋は大きな変更はないものの、いくつかの要素が現代の価値観に合わせてアップデートされています。例えば映画版の定番とも言えるしずかちゃんの入浴シーンは、シーンとしては残ってはいるものの、単なる男性観客のためのサービスショットとして使うのではなく、状況に必然性を持たせるなど、映画版『ドラえもん』が引き継いできた要素をできるだけ残しつつ、価値観の刷新を図るという製作側の努力を垣間見ることができます。
本作でのび太達が救いの手を差延べるピリカ星の大統領、パピは、若いが聡明な統治者である点は旧作と共通しているものの、新たに彼の姉、ピイナが加わることで、パピの葛藤、弱さを過度に情緒的にならず描くことができています。こういった脚色の仕方は、長年『ドラえもん』を制作し続けてきた脚本陣が蓄積してきた知見のたまものでしょう。
悪役のギルモアはずいぶんオーバーアクトだなぁ、と思っていましたが、声優を知って納得。もっと顔芸が細かかったら最高!
心に残る良作です
3歳の子どもが、見たいと言っていたことから、付き合い程度で見ましたが、余韻がかなり残っており、思わずレビューを書いています
旧作は動画配信サービスで流していたのですが、やはり現代のアニメはすごいですね、とてもよく動くし、カットも素晴らしかった。そして、響く箇所もたくさん。
大人の私は、よその星の戦争に首を突っ込むのは問題じゃなかと思い、でももしも私が子どもだったら、友達のために少しでも何かをしてあげたいと思うのは当然なんじゃないか、勇気を持って立ち上がるそんな勇気のある子どもになりたかったはずです
スネ夫以外のみんなは(ドラえもんですら)、その思いが強くてどんどん前に進んでいきますが、スネ夫の戦争に行きたくないっていう、一人だけの置いてけぼりの気持ち当然なことで、それでもスネ夫は、仲間のため宇宙の彼方までついて行くという行動力は、とても勇気のあることだと思います
戦争なんてなければそれがいいに決まってます。でも所詮それは理想で、戦争っていつも大人が勝手にやり始めて、巻き込まれるのは子ども。決して目を逸らすことはできません。
戦うことは必要なことで、放棄するべきではない。二度と戦争を独裁を許さない、そんな強い思いこそが、戦争を無くし、もしものときに強い力を発揮するのではないでしょうか
家族で見に行って、感動したし、子どもに戦争を経験させてはいけないなと改めて感じる映画です
待ちに待ったリメイク。大変よい作品だと思います。
非常によいリメイクだと思います。
まずは良かった点
1. ピイナというキャラの登場には少し心配しましたが、パピが囚われてほとんど出番がなかった前作と異なり、今作では、パピが掘り下げられてよかったと思います。
2. ドラえもん達はきっかけを与えただけであり、ピリカ星人達が自ら問題を解決したというところがより強調されているのもよかったと思います。
3. 映像もよかったです。特に無人戦闘艇発進のシーンの恐怖感が印象的です。
4. 前作にあった詰めが甘い部分がいくつか解消されていたのもよいですね。 前作では家の外にいる探査球をわざわざパピが撃ち落として怪しまれていましたが、今回は屋内に入ってきたので仕方なく破壊した感じになりました。また、PCIAがのび太たちをマークする理由が明確になりました。(前作ではジャイアンなどは凶暴な顔だっからという理由だけでマークされていました。)
次に残念だった点
1. これは前作と同様ですが探査球の電波の発信源に、スモールライトでわざわざ小さくなって、まだ改造していないラジコンで乗り込むシーンがあります。行き違いとなって出会いませんでしたが、この状態で出会っていれば勝ち目はありません。今作では、前作と異なり、一応パピは止めようとはしていますが、それでもやはりこの行動は非合理的です。今作では他のシーンでもかなり大きな変更を加えているのだから、ここも大きく変更して、皆が小さい状態でしずかちゃんを残して壁紙秘密基地を留守にする他の理由をなんとか考えてほしかったです。
あと一息だったなという点
1. 無人戦闘艇との戦いですが、おそらくかなりの犠牲者が出ているものと考えられます。前作でゲンブは「大勝利に終わった」というだけで犠牲者について全く触れられていませんでしたが、本作では「犠牲もあったが、、、」と言及しています。前作ではおそらくあえて避けていた犠牲者の存在について今作では言及していることについては高く評価したいですが、一言で終わらせてしまうのは少し不十分なように思います。生還したパイロットに駆け寄って無事を喜ぶ基地スタッフを映すともに、画面の端のほうにちらっと、大切な人が帰らないことを知って泣き崩れる基地スタッフを映すなどしたほうが伝わったのではないかと思います。
2.パピがあの内容の演説が中断されずに最後まで放送されてしまった理由が欲しかったです。例えば以下のようなシーンがあっても面白かったのではないかと思います。
・演説内容が怪しくなってきたところで、ドラコルルがコントロールルームに放送中止を無線指示。
・コントロールルームのスタッフ(PCIA兵)がパピの演説を聞いて涙を流しており、放送中止指示を無視。
・コントロールルームに他のPCIA兵がなだれ込んでコントロールルームのPCIA兵を取り抑え、放送中止に至る。
・以上のやり取りの結果放送中止が遅れて、パピの演説ほぼすべてが放送されてしまう。
少しくさい表現だとは思いますが、原作マンガでも軍内からのギルモア不人気は語られており、また、パピのリーダーとしての適正を表現するという意味でも、このくらいしてもよいと思います。
3.また、立ち上がった民衆達に押されてPCIA兵が逃げるときに、あっさり逃げるのではなく、少し迷うところを表現してもよかったと思います。例えば、
・集まってくる民衆達
・PCIA兵達が民衆に銃を向けて「解散しろ」と命令
・かまわず前進する民衆達
・PCIA兵達が後ずさりしながら「撃つぞ!」と警告
・それでも構わず前進する民衆達
・PCIA兵達同士の会話 PCIA兵A:「撃ちますか?」 PCIA兵B:「撃てるか!」
・PCIA兵達 銃を捨てて逃げる
4.あと、本作リメイクにあたりおそらく最も問題であったもとの大きさに戻ってからの戦闘シーンです。前作のように有人機と思われる機体を叩き落としたり踏み潰したりするのはまずいですが、今作の、「調べたけど無人だったよ」というのはあまりにも都合がよすぎると思います。
飛行機やヘリは手づかみで捕まえて羽やプロペラをむしってしまう、戦車は蹴飛ばしてひっくり返すくらいがよかったのではないかと思います。冷静に考えるとそれでも中の人はただですまないかもしれませんが、それを言い出したら、クジラ型の戦闘艇に向けてぽこぽこビームを撃つのもアウトになってしまいます。コックピットが爆発しておらず、かつ、画面の端のほうで機体から乗組員が逃げていくところが少し描写されていればセーフなような気がします。
私にとって、のび太の宇宙小戦争は最も好きな作品の1つであると同時に、いくつかの欠点も気になる作品でした。リメイク版第1作であるのび太の恐竜2006が上映され、リメイク版第2作のび太の新魔界大冒険が発表されたころから、欠点が補われた新しいのび太の宇宙小戦争がいつの日かリメイクされることを十数年に渡り心待ちにしておりました。本作品は現代のコンプライアンスにそぐわない点も多く、半ば諦めておりましたが、創意工夫して素晴らしい作品として世に出してくださったスタッフの方々に深く感謝いたします。本当に楽しませていただきました。ありがとうございました。
初めて観る人向け
1985版のダークなイメージは薄れ全体的に明るい進行なので、特に近年のドラ映画を見ている人には違和感なく入り込めるようになっている。
1985年版は市販のラジコンに乗り込んで戦うという点で夢のある設定だったが、現代ではラジコン人気も下火で史実的な戦車の登場にもハードルがあったのか、かなりSFっぽいデザインに落ち着いている。主題歌の内容も含め割と大人向けだった1985年版からするときちんと現代の子供に合わせたつくりともいえる。
逆に少しドライとも思えるほど隙のない天才という感じだったパピは、強さや勇敢さと同じくらい危うさと弱さがより丁寧に描写されており、彼ののび太たちへの深い感謝と信頼がよく伝わってくる。
また、1985年版から変わらず敵のドラコルルが異常に有能なので「小人の星」というハンデにもかかわらずかなりスリリングな内容。純粋に初見の子供たちこそ楽しめる作品だと思う。
原作レイプ
幼少期に見た時の高揚感、不気味さが欠落し、加えられたのは見るに堪えない無駄な演出。藤子先生もこれでは浮かばれぬ。
というわけで見る価値無し。 0点!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
久々良作品に出会えた✌( ‘-^ )泣けた
長きに渡る公開延期を経てのやっとこさで出来た映画、いやぁ〜無茶苦茶泣いた。リメイクとして成功パターンの映画でした。冒頭では、いつも通りスネ夫の家で遊んでいる場面から始まり映画では、謎に登場シーンが少ない出来杉君も交えてのSF映画の撮影それだけで泣けてきそうでした(笑)そして相変わらずのび太は、使い物にならない様子。そこで雑用に使われるのび太は、小道具だと思ったロケットを持ち帰り分解しようと試みるだがその中には、小さな大統領パピがいたパピは、自分の惑星が破壊されてしまい命からがら逃げて来たらしい。のび太やドラえもんは、スモールライトを使って小さくなりパピと共に楽しく遊んでいたそして共にSFのミニチュア撮影をしていると敵軍がパピを襲いに遠い惑星からやって来た…
と冒頭の話を書きましたが、これくらいにして
今までのドラえもん映画とは、違ったなと自分が感じた部分は、2人の主人公とヒロインの大切を大きく感じました。まず、パピは誰かに助けを求めようとせず、自分でどうにか解決しようとする姿にさすが次期大統領だなと思いましたが、少し頑張り屋すぎるなと感じました。そこで助けたのが、のび太いつも頼りないのび太だが、今回は、今までののび太とは違った姿がかっこよかったですが、今作は、別の人物がかなり鍵だったなと感じました。いつも以上に弱々しいスネ夫「帰りたい。僕はパピを救いたくない」といつものように駄々を捏ねていたが、しずかちゃんがビンタをしてスネ夫に喝を入れる、あのシーンで私は泣きましたね😭そこからスネ夫の活躍は本当にかっこよかったです。そして今作は敵らしい敵はいなかったですが、ハッピーエンドで無事終わったのですごく良かったですね。久々に良い作品に出会えました。来年のドラえもんも楽しみです!評価満点です!文句なし!
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