「香港の若者たちの悲痛な叫びに耳を傾けて下さい」香港画 Reo Oishiさんの映画レビュー(感想・評価)
香港の若者たちの悲痛な叫びに耳を傾けて下さい
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本当に香港警察の酷さが分かります。
「警察は人ではない」と香港人から聞いたことがありますが、それしか感じられませんでした。平和的なデモでは政府が無視し続け、動かないため、デモ隊の一部の勇武派と言われる若者たちが少なからず暴力を行使せざるを得なくなりました。警察は棒で殴り続けたり、催涙ガス、放水車まで使用し、失明や死ぬ可能性のある暴力の限りを尽くしています。政府に抗議する方法が他にないためです。これに素手で抗議していたら殺されてしまうでしょう。
昨年2019年の香港現地での現実のデモ(というより抗争)が映像として目の前に広がります。催涙ガスの煙が立ち込め、全力で逃げる若者たち。そんな若い抗争者たちに罵倒と暴力の限りを尽くす警察。日本から4時間の国で起こっていることです。
2019年の香港の現実が映されています。
唯一希望を感じられた好きな場面は、2019年から2020年にかけて年が変わる瞬間です。若者たちがカウントダウンしながら、最後に「光復香港 時代革命!!」と叫ぶ所です。希望に満ちていて、諦めていない香港人の明るさと不屈の精神がが表れています。どうか1人でも多くの方に見て頂き、香港の現状を知って頂けたら幸いです。
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