「良心と背徳の狭間」ミッドナイト・ファミリー マエダさんの映画レビュー(感想・評価)
良心と背徳の狭間
公営の救急車が足りてないメキシコ・シティで闇救急を稼業にしている家族のドキュメンタリー。
家族、特に兄は学校に行かず救急車に乗りたがる弟に度々「学校に行け」と言う。
この仕事は必要なことだと語るが、あくまでも稼業としており生きるためにしていること。辛い選択かもしれないが賄賂を渡しあってどうにか生活をしており、救命のためだけに行動しているとは思えない映りもある。
彼等もきっと正当に働いて正当に稼いで生活をしたいのだろう。
だがそんな生活はできない、せめて人のためになるという良い訳ができて、悪人にはならないように。そんな狭間に苦しんでるように感じた。
何にせよ弟には同じ道を辿って欲しくないのだ。
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