ストーカー 3日目の逆襲のレビュー・感想・評価
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これで終わりなの?
序盤はハラハラドキドキでめちゃくちゃ面白かったのに、なんかラストにがっかり。 「え、これで終わり?」って感じで拍子抜け。 ストーリー自体はシンプルで、テンポ感も早め。 章立て形式で進んでいく。 犯人の男サムも序盤はすごい気味が悪かったし、怖かった。 車のタイヤがパンクさせられているのがわかった時はゾッとした。 ジェシカが山小屋でドアの隙間からサムの様子をうかがっている時なんか緊張感が半端なくて、こっちまで息を飲む。 でも、ラストにあっさりやられちゃって、なんかもったいない。 一番怖かったのは、森の中を裸足で逃げるそれ。 絶対怪我しそうって思って観てたら、案の定足に枝がグサリ。 ぎゃあああああ。
パパはストーカー
というよりシリアルキラー。家族には出張と偽り、旅先で女性を山小屋に監禁して慰み者にしては殺害を繰り返していた男。
「ブレーキダウン」や「ミスターブルックス」など、普通の善き家庭人が裏では冷酷な犯罪を繰り返していたという、人間の持つ業というものを見事に描いていてなかなかぞっとさせられる作品も多い。
監督は知るひとぞ知るピーター・ハイアムズの息子ジョン・ハイアムズ。あのユニバーサルソルジャーの続編を二作続けて監督した凄い人。
本作は始まりは「激突」よろしくストーカードライバーに付きまとわれる気味の悪さ、そこからの拉致監禁、そして脱出、大自然の中を決死のサバイバルと内容は盛りだくさん。自然も美しく、ディカプリオの「レヴェナント」を彷彿させるも、作品的には薄味に仕上がってます。
ただ、作品のネックとなる悪役のキャラは申し分なし。生理的嫌悪感たっぷりの最低最悪のクズ野郎をこの見知らぬ俳優さんが見事に演じてます。タイトルでネタバレしてるので物語の展開は特に意外性ないです。邦題でのネタバレはほんと勘弁してほしい。
女性一人での長距離にわたるドライブ、ただでさえ心細いのにジェシカは夫を亡くしたばかりで傷心の身、そんな彼女がいかにも見た目からしてKKKのメンバーのような白人至上主義者的な面構えでどう見ても怪しい男に付きまとわれるわ、拉致監禁されるわ、いまだ癒えていない心の傷をほじくり返されるわ、逃げても逃げても追ってきて、足に木の枝は刺さるわ、銃で撃たれるわで、散々な目に会います。
それだけに終盤はリベンジで相手を痛い目に会わせて観客の溜飲を下げてくれるんだろうと期待。奥さんにチクるのは良かったけど、結局は殴り合いの力業で決着。もう一味ほしかった。
最初から最後まで特に意外性もないけど鑑賞中は楽しめる。主人公の女優さんもめちゃくちゃ魅力あるわけでもなく、かといって全然魅力ないわけでもない。配信で見るにはちょうどいい塩梅の作品。
この手の映画アルアル
パンクした時点で何故ブレーキ踏まない? ラストの車中での格闘でも何故直ぐにブレーキ踏まないの? アクセル踏まずにすぐにブレーキ踏んでれば何も冷静に対応できたはず。 それと主人公の女性も何故トドメを指さずに車から離れるんだ? などとツッコむと「それは言わない約束(^◇^;)」と言われるだろうけど(笑) まぁでもお金かけていないB級作品の割には緊張感もあり十分楽しめました。
ドロレス…
片側車線を追い越したけど、こんなに追い詰められるのか。妻も娘もいる普通の家庭人が何で?何目的なんだ。初めてじゃない感じだし。助けてくれる人は必ず殺られる。結局旦那の自殺原因は不明のままだけど、足負傷、腕も撃たれてるけど、ドロレス勝利。
アオってんじゃねぇ!お前が言うな!
傷心して独りで引っ越しを決意したジェシカ。旅の途中でジープを追い抜こうとしたことから悲劇は始まった。まるでスピルバーグの『激突!』のような序盤の展開だったが、謎の男はすぐに姿を現す。「昨日はゴメン」と・・・ふざけんな!てな感じで三日間のストーリーは進む。 今年は『アオラレ』がまるで社会風刺のように扱われた傑作でしたが、この作品もどこか似たようなところがあった。カリフォルニアに出張などと嘘をついてたところからすると、やはりか弱い獲物となるドライバーを狙っていたのであろう。片側一車線で追い越し禁止のセンターライン。これじゃ制限速度以下で走ると、簡単に引っかかってしまう。 本当に謝る気があるのか?などと考えてみても右腕負傷はウソくさいし、完全に警戒心を解こうとしていただけ。最近のサイコパスや犯罪者、反社というのはどうも自分を被害者っぽく演ずるらしい。 そんなこんなで激突ぶりは良かったのですが、監禁した時点で何を考えてるのかわからなくなった男。その後は逃亡、直接対決となるが、ちょっとありきたりの展開だった。ただ、面白かったのはナイフ対タイヤレンチというクライマックス。泥まみれになりながらも生きている実感を味わう姿が爽やかだった。
お金をかけてない映画
登場人物がとても少なくて お金もかけてない映画でしたが、 本当に単純にドキドキハラハラとする感覚に襲われました。女性の気持ちになって 早く脱出して!とか 思いながら興奮しました。
面白いけど
ドキドキして面白かったけど、 なぜそこでそれをするというようなストレスもかなり溜まる 映画でした。 でも、終始ドキドキして展開は面白かった。 結末はそこで終わりか!って感じでしたが… ストーカーものの、犯人に出会って、捕まって、 逃げて、追いかけられて、反撃すると言う展開は やはりドキドキして楽しい。 犯人もザ嫌なヤツって感じで良かった。 しかし、主人公でそこは思い切り逃げろよ!ってところで 妙に落ち着くところはイライラしたなぁ…
最後までワクワクして見られる
旦那さんを亡くした精神状態で車での長旅という、危なかっしさ満載の設定で始まるアメリカ映画らしくない雰囲気のアメリカ映画。
登場人物の少なさで最初の頃は誰がストーカーなのか分からぬままのワクワク感も少しあり、途中でやっぱこいつかw的な、捻りのない展開ですが何故か中々にハラハラさせられる。
本当の彼の目的がよく分からないままだが、監禁中のシーンで「前の子もそう言ってた」とのセリフで常習犯だったんだろうな〜と。今までの子どうなったのかな?
途中出てきた見た事のあるおじさんの役者さんが可哀想過ぎ。
でも全般的に緊迫感も続き最後まで飽きずに観られる、こういうの好きな感じの良質な映画かと思います。
御飯食べながら観るの気持ち悪そうな奴出てきそうだからダメかな?と勝手に思って昼間に観たけど全然晩御飯中でも観られますww
女性が反撃する映画はだいたい面白い
近くのレンタル屋さんが新作4本1000円割引をやってるので、数合わせのために何気なく借りた1本でしたが、結局借りた4本の中では一番面白かった作品です。 出演者はたった3人、話もシンプルで地味、派手なアクションシーンは皆無。 でも、最後まで何だか惹きつけられる良作だったので、気になって監督名を確認するとジョン・ハイアムズでした。 名監督ピーター・ハイアムズの息子さんで『ユニバーサル・ソルジャー リ・ジェネレーション』や『ユニバーサル・ソルジャー 殺戮の黙示録』等、ひねりの利いた新生ユニバーサル・ソルジャーシリーズを撮った方です。 途中助けてくれる老人は『ザ・グリード』や『羊たちの沈黙』で嫌われ役を演じたアンソニー・ヒールドさん。 年取って丸くなりましたね。 森の中で雨の中撃たれた辺りから目が座ってきたのは、「戦わなければ死ぬだけだ」と覚悟が出来たからなのか。 好みの問題かもしれませんが、こういう作品自分は大好きです。
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