トップをねらえ!のレビュー・感想・評価
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科学講座必要だろ!
大画面で觀れたのはとても良し。でもやはりトップをねらえ科学講座は無かった。たいした尺じゃ無いのに物凄く違和感。本編に挟まる科学講座もトップをねらえという作品を構成するひとつだと思います。当時科学講座がとても良い閑話休題であり、重要な情報補完でした。コーチとお姉さまの男と女のラブゲームが聞けなかった損失間大きいです。
くじけちゃうわ♪ダメな私~♪
昔ニコニコ動画で通しで見て以来、2回目の視聴。
今回は映画館で観れるという事なので早速見てきました!
映画館で映画として観るのと動画で観るのとではちょっと作品の印象が変わりましたね
動画配信で見た時は始終笑いっぱなしで腹捩れて後半は?!!!の連続で…って怒涛の勢いが凄過ぎて頭の整理が追いつかない感じで観終わったんですが、2回目として映画館で前後編一気に見ると、前半と後半でそれぞれ映画の形でちゃんとまとまってる事に気づきました。
特に後編。映画館で観ると本当、イイです。
コーチとカズミがいつの間にそんな中になってたんだ??って初見の動画を見た時は思いましたが、映画館で観ると成程、細かいキャラの表情の動きが映画館だと良く見えるからでしょうか、じっくり見直すとなんとなくだけど心情が分かってくる。
後編の5話6話は映画向きですね。映画館で観た方がより臨場感が味わえると思いました。
そして恒例のくじけちゃうわ♪ダメな私~♪の挿入歌に合わせてのロボット変形音ハメ!
まだ音ハメという言葉の概念が無かった頃に、音ハメをしたアニメスタッフのセンスに脱帽しますよww
何度観ても合体シーンは見てて気持ちいいですね!
そしてSF要素としては一番切ないのは浦島太郎効果でしょうか。
同じ時を生きられないっていうパイロットの宿命が本当、切ない。
だからこそ、ラストシーンの「オカエリナサイ(イは反転してる)」にじーんと来ますね
イの字が間違ってるのはご愛敬かな。一万年以上も経ってればカタカナは象形文字みたいな扱いだろうし正確に書けなくてもしゃーないw
今見ても本当に感慨深い
2021年の今、スクリーンで「トップ」しかもOVA版を観れるとは思いもしませんでした。
時代を感じる部分も所々ありますが、やはりとんでもなく面白い。
特撮やSFなど随所に散りばめられたオマージュにパロディ、トリプルノリコや端々に映り込む小物などにも本当にこだわりを見て取れます。
監督を始めスタッフの熱量が、画面からすごい滲み出ている作品なんですね。
演出とともに劇盤も物凄く熱く、相乗効果的にどんどん胸が熱くなってくるんですよ。
特に「ガンバスター」は本当に最高。
設定や入口は緩めなスポ根風味ですが、後半からかなりシリアスな展開に急に持っていくためメリハリがあります。
最終回近くの絶望感はより緊張感を増していき、迎えたラストシーンは今見ても本当に感慨深い。
こういった作品が劇場で観れる機会が、もっともっと増えれば良いなぁと心から思いました。
こんな大変な時だからこそ、上映してくれて本当にありがとう。元気をもらえました。
炎の熱血友情ハードSF宇宙科学勇気根性努力セクシー無敵ロボットスペクタクル大河ロマン!!!!!
タイトルは本作のキャッチコピー。
劇場で観るのは新鮮でした。 そして改めて見直すと時代を感じた…
面倒くさくなったヲタクに向けた手に取るように変わる感情の変化や理科の教科書のような仕組みを丁寧に重ねるのではなく、、
数カット後には切り替わっているモブ達の感情、「エーテル理論」を始めとした【勿論知ってるよな!知らなくてもそういうもんだ】と物語の進行を妨げない。このテンポ感の良さ。
だが、おっぱいや機械の稼働や艦内の日常やおっぱいのカットはしっかりと描写。
物語の進行中に絵だけで視せられるシーンはガッツリ描かれていて、癖になる。
歴戦のオタク達はネットもない中で調べて自身の熱中するコンテンツに熱量を注いだんだなぁ…
先達の皆様が築いた文化が今メジャーになって、改めてその当時のコンテンツに触れられる、とても新鮮な作品でした。
サンプリングのうまさ
キャラ配置が《エースをねらえ!》なんだよね。ノリコが岡ひろみ、お姉さまがお蝶夫人、コーチが宗方仁。ユング・フロイトは緑川蘭子なのかな。それで人間模様は《エースをねらえ!》に準じるんだけど、舞台を宇宙での戦いにもってってるから面白いよね。
話の展開の他の部分も「どこかで見たことある」ってシーケンスだらけなんだけど、それをうまくつないでる。サンプリングがすごいと思ったよ。
脚本は大雑把というか拙いというかなんだよね。「人の気持ちって、そんな簡単に変わらないでしょ」と思うの。
特にスミスのところ。肝試しで出会って恋に落ちるとことは、まあいい。主人公は男の人に免疫ないし、そうなるかも。それでいきなりペア組んで、なすすべもなく、スミスが死んじゃうよね。主人公が見殺しにしたといってもいい。これトラウマになって、そうとう長い期間立ち上がれないでしょ。でも次の戦闘でいきなり「スミスの分まで私がやらなきゃ」になって、ガンバスター乗っちゃうって、おかしいよ。
それでも観ちゃうのは「どこかで見たことある」シーケンスだからなんだよね。大事な人を失った主人公が、そのトラウマを乗り越えて成長するって、良くあるから。普通は二、三話かけて描き込んで「なるほど」って納得の話でトラウマ克服するけど、この作品では十数分間でお約束で克服してるの。そして、ガンバスター登場シーンはガンダムからのサンプリングだから、余計に違和感が薄くなるんだろうな。(主人公がガンバスターの存在を知ってるのは、おかしな気がするけど、そこもガンダムオマージュに隠れて、なんか、まあ、いいやって気になる)
そしてあと、シーンのうまさ。観せ方のうまさだね。ここは庵野秀明がやっぱり凄いんだと思った。脚本は拙いけど、絵コンテはすごくうまいんだろうと思ったよ。
終盤に向かって話が思わせぶりになっていくところとか、テロップをがんがん使ってくるところとか、「庵野はずっと同じことやってたのか」と思ったね。その手法が数十年通用してるんだからすごいよ。
あと思ったのはね、アニオタがときにマイナスの側面から語られるのは、この作品のような、登場人物のお約束の単純な感情変化だけを受け入れてるからかもって気もしたの。人間は、こんなに単純じゃないんだけど、実生活にもそこを適用してるように見えるかも。人間の奥深さに触れるべく、純文学作品でも読もうと思ったよ。純文学わからないけど。
オタの教養としては
エヴァンゲリオンの庵野秀明の初商業監督作品。エヴァの前にリバイバルでtohoシネマズ池袋で上映しており、まずは第1話から4話。
ギャグ&SF&ロボット&美少女な作品。ギャグの部分はパロディだったり、真面目なセリフなのに、こりゃ変だよってツッコミところ満載。まず、オープニングからロボットの訓練学校でロボットが腕立て伏せしてる、意味あるん?、とちゃんと突っ込まないと。。。
SF部分は、小難しいんだな。光の速さに近づくと時間の経過が遅くなる「ウラシマ効果」を物語に入れているのだが、知らねばなんのこっちゃ、でしょうね〜。
ロボットの部分はねぇ〜、宇宙戦艦はたしかにカッコいいんだが、、、うむ。最後の最終兵器ガンバスターが腕をくんで、せり上がってくるのは、カッコというか、、、笑うところ?
キャラクターデザインは「超時空要塞マクロス」の美樹本晴彦。この人のキャラ、好きなんで、よかったです。最近だと「鋼鉄城のカバネリ」ですね。
以前、Amazon primeで見たことがあったし、岡田斗司夫の解説動画も見た後に行ったので、鑑賞というか確認って感じで観ました。まあ冷静にみれば、オタクの教養としては、必須ですが、一般向けではないね〜。
私には満点をつけることしかできない。
このシリーズがリリースされた私の高校生時代、当時「アニメージュ」のレビューで辛口批評が定番だったあさりよしとお先生が珍しくこれに高評価を付けていたことをきっかけに、初めて『監督:庵野秀明』という名を知って以来、まさか30年以上彼の作品を待ち続ける日々を送ることになろうとは思ってもみなかった。
おそらくそんなファンは多いことだろう。
そして、シン・エヴァ新作を待つ私の前に現れた『トップをねらえ!』の劇場再公開。
あらためて観ても「エーテル宇宙論」や「ブラックホール」をはじめ、『インターステラー』『オデッセイ』など、比較的最近の作品でも物語の重要な要素となる「重力ターン」がサラッと登場するなど、国産SFとしての意義も大きい。
そのクセ、SFやロボットアニメ、スポ根モノを自虐的にイジッてくる視点もまたファンにはたまらない。
当時、作品(VHS)はもちろん関連書籍やゲーム、CD(また音楽がいいのよ)などなけなしの小遣いはたいて擦り切れるほど堪能した、そんな私のレビューなんかに客観性があるはずもない。
私にとっての『トップ』に★は5つ以外ありえないのだ。
まあ後編はほぼずっとウルウル。
ラストでは嗚咽が漏れるほど泣いていたのはさすがに我ながら過剰だなと思わざるを得ない。
前後編に分かれているので、当然一度に観る方が多いと思うが、あえて別の日程で観ると、第5話でヱクセリヲンの勇姿やガンバスターの登場シーンがよりグッと来るはず。(発売当時も5・6話は随分待たされたので、そういう演出になっているんじゃないかな。)
とにかく、私にとっては条件反射的に泣ける数少ない作品のひとつ。
カットされたシーンも少なく、(OPとED、「♪ガンバスター」のアイキャッチも話ごとに健在)当時、楽しんだ方々はあらためてあの熱い世界に、シネスコではないので是非劇場の前の方の席で浸ってみて欲しい。
35.36
全てやり切ったすがすがしさ
なんだかんだ観たこと無かったトップをねらえ!
行きつけの美容院の店長にずっと薦められていたのですが
これは良い機会と観賞
感想としては
・怪獣、美少女、スポ根全部のせ
・どこかしこパロディの応酬
・今でも全く古さを感じないSF設定
・確実に反映された細かなイメージボード
・ガンバスターかっこいい
など大変楽しめました
そういえばスターウォーズも
ジョージ・ルーカスが大好きな西部劇や黒澤明映画
などのシーンをごちゃ混ぜにした映画を作りたくて
SFの世界観に全部放り込んだと聞いたことが
ありますがこの作品もそうなのではないかと思います
とにかく関わっている人々のその後へのアニメ業界への
影響度の高さが計り知れない作品で
才能があふれ出している印象も受けました
オネアミスの翼の興行的な失敗を穴埋めすべく
作られたと聞きましたが逆に反省点に立ち返って
生まれた作品なんだろうなと思いました
30年以上経っても色褪せぬ名作
OVA全話一挙劇場公開がなされたので久方ぶりに視聴。
何故6話をまとめて公開せずに4話+2話に分割したのだろうか?
6話だと長すぎるから?
元となった2012年に発売されたBlu-ray Boxの映像が4話+2話だったから?
元々の予定であった5.1ch音声が2chオリジナル音声に変更されたのは声優の声の変化を嫌ったためだろうか?
5.1ch音声を楽しみたかっただけに残念。
いずれにしても30年ぶりの視聴であったわけだが、絵の古さはあったとしても、練り込まれた設定、演出、シナリオの斬新さは今でも屈指の出来であり、そして、何よりこの作品に込められたスピリットはこの後の作品にも継承されていったように思われる。
「エースをねらえ」や「トップガン」等のパロディという勇気根性努力セクシー美少女アニメから始まったストーリーが熱血無敵ロボットアニメに、そして最終的にはハードSF大河ロマンとして予想を超えてシリアスで壮大な方向に舵をきった形で完結する様はまさに圧巻であり、初見の際には惚けるしかなかったのだが、今見ても格別の面白さだ。
1話の感じた色々なダサさでさえ、その後の展開を映えさせるための演出なんだよね。
頭の中ではいつの間にか「トップをねらえ! 〜Fly High〜」が主題歌に置換されていたんだけど「アクティブ・ハート」が主題歌でしたね。今回の映画を見て思い出しました。
でも、エンディングだけは30年経っても馴染めない。
それにしてもエンディングクレジットで確認できる参加しているメンバーの名前は錚々たるものである。ただ、お風呂回である第二話の作画監督補にうるし原智志さんとよしもときんじさんの名前を確認した時には笑ってしまった。
懐かしさが染み入る
久々に観るといろいろ忘れてたことも多くて、新鮮。
オープニングもエンディングも懐かしい。
クレジットを見て、近年亡くなったスタッフのお名前とか、染み入りました。
劇場だと田中公平さんの曲が、すごいと改めて感じさせられます。
4話のガンバスター登場のところの曲は、今聴いても血が沸きます。
主題歌の、のりぴー最高。
この頃はたぶん、旦那に出会ってなくて、薬はやってなかったと思います。
マルシー表記がかなり変わっていたのは、言われりゃ当たり前ですが、ちと驚きました。
前後編二部に分けたのは、時間や興行面ではよい判断だと思いはしますが、2回も長い宣伝や予告を見せられたのは拷問だったかな。
劇場に観に行って補完しましょう
LD買って、LD-BOX買って、DVD買って、BDはまだ買ってないけど、まさか劇場の大画面でオリジナル版を観られるとは・・。
しかも音響もオリジナルの2ch !
もう言うことはありません!と言いたいが、前後編に分けなくても良かったかな。いや3時間上映は疲れるので、前後編に分けたのは妥当かも。
しかし数十年ぶりに見たのですが、30年以上前の作品とは思えない作画の数々。
CG等無い時代なので、オール手書きですよね。
当時のGAINAXの底力が見られます。
観に行って良かったです。
個人的にはOP曲より、ED曲が聴けたのが嬉しかったですね。
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