藁にもすがる獣たちのレビュー・感想・評価
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なかなか面白かった。
韓国映画だからもう少しグロいかと思ってたけど、全然グロく無かった。
まぁ年齢制限無い映画だからね。
でもグロいのが観たかったな。
でも内容は面白かった。
最初は解らなかった人間関係が、後半に進むにつれてだんだん繋がっていくのが面白い。
やっぱり韓国映画は邦画より面白いなぁ。
面白いんだけど、もう一段階ギアが欲しい
もう韓国映画というだけで期待値が上がってしまう訳です。最近当たり連発なので尚更。
という点において、もっと欲しい、もっと行ける、と思ってしまうわけです。いやもう充分面白いんですけども。ほんとに。
惜しむらくは、少し展開に淡白さが見られること。
複雑な構造に見えて、展開は比較的一本道でシンプル。後半の畳み掛けにかけて、もう少しテンポやテンションが上がってくると、また違うとは思うのですが。
章分けなんかは結構好みなんですが、それとは別に少し場面ごとにぶつ切り感があるんですよね。都度都度「チャンチャン」としてしまう、音楽の影響がかなり大きいかと。
この辺が突き抜ければ傑作に行き着いたかと思うのですが、まぁでももう満足感ありありの良作です。全然面白いです。安心して見に行って大丈夫です。
ちなみにラッキーストライクのネタって、山ほど見てきた気がしますけど、元祖は何なんでしょうね。
映画好きこそ観るべき映画
曽根圭介さんの同名小説を韓国で映画化
いやはや面白かった、そして映画としてとても上質
バッグに詰まったカネを巡っていろんな人間の欲望が絡まり合う話、伏線の置き方が明瞭だけど自然だからサクサクした感覚が心地よい
またその金額がはちゃめちゃにデカいって訳ではなく、ある人にとっては一取引、だけどある人にとっては人生を根こそぎ変えてしまえるあたり、だから、それぞれの人物から溢れだす汚さの質が違う、ってところの描写が絶妙
最後の、あの歩みは果たしてどこに向かうのか
人間の悪意、そしてその裏側にある葛藤の幅をそれまでに見せつけられてるから、いくつもの可能性が描きうる、この余韻がまた素晴らしくて
底辺vsクズ共の蠱毒
特に情報を入れずに観てゲッソリ。
騙し騙され、蹴落とし蹴落とされ人の本性丸出しドロドロドラマが好きな人はツボだと思う。
最初は無関係な家族や組織が大金に引き寄せられるのを章に分けて説明される。
誰が? 何のために?
それが本当にテンポ良く前後の時系列が変わっても観客に受け入れさせる。
後半に行くほど繫がる点と点。
個人的には章の模様があのシーンに繫がったときは「コレかぁ!」と上映中手を叩いて喜びそうになった。
そして蠱毒はまだ続くのか?
それとも……。
横分けとおかっぱ
小躍りする嬉しい着地でした
チョンマンシクにパクジファンの横分けもじゃもじゃ気になる髪型が揃い、チョンガラムの横刈り上げ長襟足パツキンも役立たずチンピラ感を盛り上げていました
お初にお目にかかりますペジヌン!このおヒトに至っては、髪型が気にならないくらいの顔面力と存在感でほぼ主演でした カラオケボックスの無敵さで腕一本、スパッと取るところ観たかったです
横分けとおかっぱほんま好き❤︎
期待しすぎ?いや。ハズレでしょ?ただの。
いまひとつ、、いや、ふたつ、、みっつ!
期待してたのなー。予定ひとつ変更して観た甲斐が全くなかった。
小説未読で鑑賞。原作ってこんななんだろか?なんだか、違う気するなぁ、ってか違って欲しい。切に。はい。
うーむ、この映画、詰め甘いんです。演出も脚本も。これ、何を描きたかったのでしょうか?
エンタメ?だったら何エンタメ?
謎解き?だったら何を解かせる?
メッセージ?それはラストのあれ?
なんだかなーです。
色々と前半はこちらを食いつかせてくれます。いろいろ散りばめてる感は、まぁ良しとして。なんだろな、ゴール前提の丁寧じゃない展開と、途中から結末読めちゃうので答え合わせ映像見せられてる気がしてくるのです。
それに、藁にもすがる程に切羽詰まっているのに、間抜けが、多すぎるんです。だから、より結果ありきの展開に見えて来ます。ちょっ、それポカすぎない?って。
ストーリーは、なるほどねー感はありますが、こんな展開の連べ打ちだから説得力ないのです。故に、原作はこうじゃないこと祈りたくなるのです。
章立て構成の題名、大体展開読めちゃうから止めればいいのに、、、とか、
エンドロールを観ると、え?それが描きたかったの?と、ガッカリに拍車がかかり何ともこじんまりとした作品だなーと。もっとどうにも料理できたはずです、韓国映画の力があれば。あーハラハラしたかった、怖がりたかった。とにかく感情を乱して欲しかったです。
力とお金と時間を抜いた韓国映画って感じですね。
作り手に失礼ですかね?
でも、期待外れは確か。残念賞です。
飽きないけど、難しくもないストーリー展開
映画館で予告を見て、気になったので鑑賞。
サスペンスものなのかなぁと思っていたら、コメディ?サイコパス?色々な要素が入ってる。いくつかのストリートが並行して進むのだが、終盤に近づくにつれ一つまとまってくる。おもしろ〜い!
獣は人間のことなのね、藁って人の金、命もかな?
ひーとり、ふーたり、さんにん…🎶
面白かった!笑えたし、音楽と時系列とテレビニュースが効いていて、サパサパと殺すけど細部は見せないし、顔芸ないし、役者さんみんな上手いし、無駄なく淡々と。姑と嫁の関係も実はさっぱり。章立てもエンディング・クレジットもかっこよかった。歌詞のある主題歌が無かったのもいい。観客の脳みその中の想像力にまかせてくれてありがとう‼️大袈裟なことしないで「でも、このあと、どうなるんでしょうね!」といった終わり方がいいオチで、ほとんど落語でした。
大文字の「主・人・公」が不在のこういう群像劇っていいですね。ワイワイガヤガヤ、それぞれに事情があって。
このストーリーを日本で映画化したら見るも無残な、というのが失礼であれば、この映画のような出来にはならないと「私は確信する」。
チョン・ドヨンに岸田今日子化の萌芽。
タラの系譜にして、何処か端整さに欠け噛み合わずダレる。
そのダレにこそ不意に癖のある物語が差し込まれ、強い韓流臭が放たれる。
それを新味と評す。
悪事を端から断罪する作り手の当り前の誠意も良し。
驚異的に可愛く、こんな役だからこそ寧ろ全編の品格を保ってしまうチョン・ドヨン、岸田今日子化の萌芽を祝す。
支持。
伏線回収は上手いが....
軽快にコメディタッチで人が殺されていくので、韓国映画なのにタランティーノみを感じさせられて、殺害シーンで思わず何度か吹き出しました。
ストーリーのテンポが良く伏線回収がしっかりとできている傍ら、人物一人一人の描写が薄いのが残念という印象でした。もう少し登場人物のバックグラウンドが繊細に描かれていたら、観賞後に共有できるものがもっとあったかもしれません。
えげつないシーンが好き
予告編だと、ポスタービジュアルの6~7人で、金を奪い合うようでしたが、さにあらず。
時系列をいじっているのに途中まで気づかせず、いつ人物たちの人生が交わるのかと「?」まみれ。
しかし、交わってからはジェットコースター!
上手い、引き込まれる構成に唸る。
面白かった。
韓国だからこそできたえげつない画(え)を作ってもらってよかったと思いました。
街中の雰囲気、胡散臭い刑事など作品に出てくるキャラが全員カスなのも、韓国なのがすごくマッチング。
これ、日本で制作だときっと殺人シーンなどで規制が入るはず。
結局、人間が一番こわくて愚かだと思い知る。
お金を巡って、ゴロゴロ死体が積み重なって行くお話。でもスゴイのは最初から最後まで緊張感途切れさせずに引っ張ってしまうパワー。無駄のないカット、セリフ、ストーリーの構成。
演者の不気味さ。ああ、最後までしっかり見入ってしまった。1900円無駄ではなかった。韓国映画恐るべし。「冷たい熱帯魚」を思い出す。が、もっと研ぎ澄まされてるセンスが感じられる。時系列の粋な構成。日本映画よりスタイリッシュ。
評価は4点ですが、注文もあり
なかなか面白い展開で、基本的には楽しめました。
韓国映画は、日本公開されるときに選別され、私自身も選んで観ますので、自ずとはずれが少ないという結果になります。南山の部長たちも緊迫感があってよかったですね。
ところで近年韓国にはパラサイトという秀でた作品があり、どうしてもそこを基準に見てしまう傾向があります。あの作品が持っている構成のすばらしさ、明確な社会的視座、韓国の民族性のよき部分等は国や世代を超えた感動を生むものでしたが、すべての作品にそれを求めるのは無理というものでしょうね。
それが分かったうえで、ちょっとネガティブなことを言わせていただくと
・人を殺す場面が多すぎる
・しかも執拗に刃物を突き刺したり
・生きたまま足を切断したり(カメラには入っていませんが)
など、凄惨すぎますね。もう少し刺激を減らしてもストーリーの魅力は無くなりはしないと思います。
最後に、チョン・ドヨンは魅力的でした。お風呂に入ってすっぴんになるシーンがあって、ちょっとドッキリしましたが、あれもまたよしです。
おでこ姫
韓国の大竹しのぶ?チョンドヨンの嫌な色気が。歳を重ねて無敵感が出てきた、流石です。日本の小説が原作らしいけど、群像劇を時系列をいじったりしてスピーディーに纏めた。監督はこれがデビュー作って本当かいな?レベルが高過ぎです🤓
どうやったら全員一緒の事件に関わるの?てくらい各々のストーリーが展...
どうやったら全員一緒の事件に関わるの?てくらい各々のストーリーが展開していくのに、時間軸を上手くズラし、伏線を回収し最後ピッタリ合わせて来る見事な脚本に脱帽した!
傑作です。映画館で是非ご覧ください
原作者も絶賛のコメントを公式サイトで書いている韓国映画の傑作です。
原作は日本人作家・曽根圭介氏の同名犯罪小説。
タランティーノ調の6部構成で時間軸もかなり凝っていて最後までじっくり楽しめます。
「哀しき獣」のようなダークな韓国映画の名作を久しぶりに見た感じ。私の好きな「無垢なる証人」の弁護士役のチョン・ウソンのダメ公務員ぶりも見事ですが、他の出演者も皆個性的で好演。
特に生活に困窮するサウナ従業員は生々しくて手に汗握るスリルを感じました。
ヴィトンバックの中の札束を奪い合う様々な欲望の構図を血生臭い暴力と刃物でリアルに描いてます。
韓国映画らしい傑作です。上映中に是非ご覧ください。
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