劇場公開日 2021年2月19日

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「韓国映画はもう日本の先を行っちゃったかなぁ…。」藁にもすがる獣たち yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0韓国映画はもう日本の先を行っちゃったかなぁ…。

2021年2月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 今年35本目(合計102本目)。

 まず驚きなのは、多くの方が触れている通り、日本の作品を韓国が(契約を結んで)映画作品化した、ということ。日本の映画といえば恋愛ものばかりでアクションものといえばほとんどありませんが、お隣韓国は、お正月からあった「新感染半島」などアクションものがものすごく発達していますね…。本場のアメリカ等にも勝てそう…。
日本とは社会的な問題でいろいろ関係は良くないのは確かですが、こういったエンターテインメントの中では仲良くあれば…とはいつも思っています。

 ニュースやフォトギャラリー等からわかる通り、いわゆるクライムアクションもの。「汚れた金は身につかない」ということですね。まぁ、日本でもそのように教わりますが、お隣韓国でもそれはその通りであるようです(そりゃ、常識的に考えれば当然な話)。
映倫の指定がG(一般)のため、クライムアクションものといえども表現はかなりソフトになっています。中にはかなり怪しいところもありますが、ギリギリうまく回避されています(ただ、個人的にはPG12程度はつくかな…とは思いました。特にラスト近くの部分)。

 ストーリーの筋は明確なものの、結果どうなる?というのがなかなかこれが読めないところ。正直、これを書いちゃうとネタバレになっちゃいますね…。この点はあえて触れないことにしましょう。

 エンディングのあの描写の仕方(結構独特じゃないかなと思います…)は賛否両論あるかと思いますが、個人的にはありかなと思いました(むしろ、日本でもある程度工夫してもらえれば…と思うくらい)。

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 (参考) 序盤で、「これで5年間行方不明になれば(遺体が見つからなかったら)失踪者扱いだ(から、5年間隠しきるぞ)」というのは、スマホの画面の数字等見る限り、韓国民法を見ているようです(韓国民法では普通失踪は5年で成立(韓国民法27条)、日本は普通失踪が7年(日本民法30条))。

 最近、法律系資格に合格していたので、あれ?5年だっけ?と思ってみたら、日韓で細かい差がありましたが、ここはこのからくりの模様です(まぁ、ここでおやって思う方は、法学部の学生さんと、法律系資格の取得者と勉強中の方くらいかなと思いますが…)
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 特に加点減点要素なしなので、5.0としました。
しかし上述した通り、一時期は冬ソナブームでしたが、今ではもうホラーもの、アクションものでも韓国には勝てなくなりましたね日本…。
とはいえ、割けるリソースは有限なので、日本は日本で質の高い映画があればそれはそれで構わないとは思っています(今では字幕がついて誰でも海外映画を見られるし、全部が全部同じジャンルだったらつまらないのも確か)。

yukispica