「キワって何者?」岬のマヨイガ Tonkiさんの映画レビュー(感想・評価)
キワって何者?
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心に傷を持つひよりはマヨイガとキワによって癒され成長していく。
ユイにとってはひよりの存在が自分自身をしっかりさせる基になっていく。
状況を丁寧に描いた分、ユイ、ひより、キワが家族としての信頼と繋がりを得ていく過程が薄く感じた。
そのためか予告で観た程「家族なんだからーっ」は本編では響かなかった。
狛犬さんが出てきてから、ストーリーがテンポアップする。後半が進むにつれ雑になっていく。
キワが何者なのか、魔物に対して町の人は笛と踊りで応戦せず、ユイとひよりだけに任せる違和感、あっさりやられる魔物。
エンドロールのその後のショットも中途半端。
しかしながら、全体的に白み掛かった柔らかい背景とキワの包容力が観るものを癒す終始あたたかい作品だった。
そこにはキワCVの大竹しのぶさんの圧倒的な存在感が作品の核となっているに他ならない。
やはり樹木希林さんの後継者はこの人以外には考えられないわ。
一方の芦田愛菜さん、俳優さん声優にありがちな素人感。声優には声優さんをあてて欲しい、と 今回も思ってしまった。
もっと声優さんにチャンスを!
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