ブラック・マネーをつぶせ　クリアストリーム事件

実際にあった金融と政治の腐敗を追ったジャーナリストのお話。
ちっとも分からないまま、誰が何の為にどう動いているのか分からず、事の全容もよく分からない。ただ、自殺とされつつ人が殺されているという話、触らぬ神に祟りなし。ある程度この話を知らないと訳が分からない。
で、結局どうなったの？

大物政治家を巻き込んだ金融汚職事件をジャーナリストが暴いた実話だけど、登場人物が多く、複雑。眠くなり消化不良。

ノンフィクション作家を通して、金融腐敗事件である「クリアストリーム事件」を描く物語。

フランスであった深刻な金融腐敗事件を、リアルに描いた映画です。
事件にのめり込む主人公。腐敗の端緒を掴みながらも、核心まで届かず反撃をされ苦悶します。彼の苛立ちや焦燥、家族との軋轢が良く描かれていたと思います。
勿論、社会派サスペンスとしてのスリルもあり、楽しめた107分でした。

ただ、それでも実話ベースのお話。カタルシスを感じ難い結末なのが残念で、私的評価は4にしました。

フランスが台湾に納めたフリゲート艦に関し、クリアストリーム社を経由して賄賂が流れた事件の映画化。
主人公はジャーナリストで、いろんな情報提供を受けて、この事件の本を出版する。
賄賂を受けていた人物には大統領候補レベルの政治家が絡んでいたため、多くの死者が出ていた。
結局は怖くなって・・・。
政治がらみの事件はどこでもとても恐ろしい。