「トルコ映画のがんばり」わが名はキケロ ナチス最悪のスパイ うむぼんずさんの映画レビュー(感想・評価)
トルコ映画のがんばり
最後まで観て、そういえばトルコ映画だったな、と妙に納得と感心した。
冒頭の戦場でのシーンや、当時の建物や街並みなど非常に綺麗で、かなりのめり込める。
途中の音楽や、若干の展開の粗さなどもあるが、総合的に満足できる映画だった。
途中に散りばめられた意味ありげな場面なども、最後につながってくるので爽快感がある。
キケロの行動動機もちゃんと明かされるし感情出す場面では完全に感情移入しているので、展開の妙と思う。
モイズィッシュが生理的に気持ち悪いが、そのようになったのは幼少時代にありそうと思わせる描写もあり、一つ一つ丁寧。
史実は多少異なりそうだが、映画としては非常におもしろい作品だった。
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