「映画館好きには胸が締め付けられるが嬉しくもなる傑作」浜の朝日の嘘つきどもと ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
映画館好きには胸が締め付けられるが嬉しくもなる傑作
新型コロナウイルスがまん延したせいで全国の映画館が潰れていっている中で作られた今作。マスクしている人が誰もいないのが逆に不自然なのですが、不満だったのはそれくらいで、現在の柳家喬太郎演じる映画館の支配人が語る映画館の惨状に涙し、過去の大久保佳代子が演じる高畑充希演じる主人公の恩師の映画に対する愛に嬉しくなる、映画館で映画を観ることの素晴らしさを教えてくれる、映画館で映画を観ることにこだわっている人ほど胸に来る、もう一つのニュー・シネマ・パラダイスともいえる素晴らしい作品でした。ポンポさんで作り手の、この映画で映画館側の思いが分かる、良い年だと思います。
ちなみに、この映画の中で杉作・J太郎の「怪奇!!幽霊スナック殴り込み!」の話題が出てきますが、今作の監督タナダユキが主演している作品です。
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