ドライブ・マイ・カーのレビュー・感想・評価
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村上春樹っていう感じはした。
たんたんと進む感じが、村上春樹の感じでよかった。
ストーリーも途中まではよかったけど、北海道のあたりが描写は雑だし、なんだかなあという感じ。
お芝居のことがよくわからないので暗喩とか見落としてるかもね。
とても良かったことはわかるけど、まだうまく整理できない。単なる感動...
とても良かったことはわかるけど、まだうまく整理できない。単なる感動ヒューマンドラマではなかったし、構図や動きが素晴らしい以上の何かがあった。人や建物、景色といった被写体の美しさも申し分ない。そして何らかのメッセージ性もある。だけどその足し算ではまだ足りない。
役者さんの凄さ
長いドライブシーン。その間繰り返される、役者である主人公の脚本暗唱。平淡なトーンで続く会話が妙に心地よくなる。でもどこか不安なまま。。
本編と劇中劇とのリンクはもちろんいいし、ああいう多国語劇のことは知らなかった。
改めて西島さんはじめ役者さんたちって凄いなと思い直しました。
久々にこんなつまらない映画を見ました
映画のはじめから違和感を覚え、舞台のセリフ読み、練習のシーンがだらだらと続き
それでも何か展開があるかと我慢してみていましたが、1時間くらいで前の席の人が出ていきました
前評判が良く期待して見たのに、3時間が無駄だったなと思い、入場料を返して!と思って
しまった映画でした
残念でした!
ハルキストでないと。
ハリウッドのドライブ物に近い物をを想像していたから最後まで違和感があった映画。村上春樹文学の映画化。百々のつもり、村上文学が嫌いな人や一回も読んだことがない人にはもどかしいのではないか?一つのテーマをねちっこく伝える、舞台での手話のラストシーンでやっと(やれやれ本題の感動シーンが出てきた)で安堵した。それにしてもドライブ物はやっぱりアメリカの風景がいい。明らかにあれ?実家近くじゃんとかこの関越道単調なんだよね~。とか余計なことを思う。日本のロードはドライブ物には向かないとハッキリ解った。俳優陣も良し、中身も良しなんだけど妙に疲れた映画でした。
上質なチョコを食べたような映画
面白くないと感じるひともいると思う。
それはその人の人生の内容によるから。
人は様々、あるべきだけを愛せる訳ではなく、自分がどうあるべきかなのだろう。
SAAB900の不恰好なのに妖艶なスタイル、ドアの軋む音、完調とは言えないエンジン音、なのに素晴らしい存在感
言語は時に便利だか、時にノイズ
心を伝えることとは違う 退屈な本読みのようなものだ。相手の言葉やキッカケを知り、自分を知る。
しかし、手話女優は素晴らしかった。
言葉は音ではない。
伝えること、伝わること
濃厚なチョコレートを食べたような気分だ。
心とは
理屈で説明できるものではないし、一面から見てわかるものではありません。
だからこそ、村上春樹は輪郭を丁寧に描き、読者にそれを想像させようとしている……と思うので、私はその中を、さまざまな角度から覗き込み、少しでも深く理解しようとします。
子どもを失った喪失感から、近くにいる異性と行きずりの関係を持つ。
……そういったこともあるかもしれません。
夫に嫉妬してもらいたいから、見つかるような形で浮気をするというような女性もいるでしょう。
サマセット・モームなら、どうでもよい相手との、期間限定の関係だからこそ、魂を昇華させられるのだと語るかもしれません。
いろいろな可能性がある中、濱口竜介監督は、もっともベタで低俗で、つまらない理由を選び、長々と3時間も理窟っぽく説明してくださったなと感じます。
心って、そんなに安っぽく、薄っぺらいものですか?
高槻の行動も、突飛すぎて理解不能です。
ただ、ユナさんの所作の美しさが光っていました。
これが「日本の映画」として、海外で評価されるのか~……と思うと、いやだなと思います。
私はいつも添えもの
いかにも日本映画っぽい湿ったオープニングに、うー苦手かもと思った。長い序章が終わり広島に向かうと色調が変わる。
音はずっと理解できない、同一化できない他者として存在する。そんな都合よくいってたまるか。
稽古シーンで「私は添えもの」と女性たちが共感し、音を愛した男2人は理解できない。
後半、とにかく心情説明のセリフが多い。もう、全部話す。車の中では物語の続きだけを話せば良かったのでは?とか北海道での2人の語り全部いらないんじゃ?とか思うけど、たぶんわかっててやってそう。言葉にする、ということに意味があったのかな。
車の中の無感情のセリフ練習、稽古、劇中劇、現実、テクスト論、演劇論と、脚本の構成が巧み。
体位で浮気がバレてたことに気がつくのが生々しい。
韓国手話の劇シーンよかった。ダンサーらしい優雅さ。生きていかなくちゃ。
初!村上春樹
村上春樹さんの本は本作の原作もその他の本も一冊も読んだことが無い春樹初心者です(笑)
ストーリーも知らず西島秀俊さんが主演で賞をとられたことだけは存じ上げております状態で観に行きました(汗)
上映時間が長いことは覚悟していましたが、好きなタイプの話しではないため長く感じました。そのうえ空腹感と尿意に耐える3時間でした⏳
すっごいすき
思い出したり、悩んだり、悔やんだり、迷ったり、頭の中でいろいろな事が起きていたとしても、それをセリフとして発するわけでなく映画で表現するのは難しが、この映画ではこれはドライブ/車を運転するという行為で表されている。同じく何をしているわけでもないのに運転していない時は思考をしていない、止めているし、自動車事故は言わずもがな。
しかしそんな説明がなくても観客はそれがわかるし、ドライブの様子を見ていることで登場人物のざわざわする心を動きを鑑賞することになる。多くの人が時間を感じないと言っているのは、その心の動きが激しくて追いかけているとあっという間だから。
この映画、唯一困るのは、レビューで何を言ってもなんか野暮になってしまって、人に勧めるのが難しい。
評判の割には
うーん、批評家が絶賛するよりかは思っていたのと違うというか、しっとりした映画なんだけど、感動とか興奮するとかそんな感じの映画ではなかった。なんかそういうことを拒否してるというか熱演に見えない演技でそれが全編当たり前に続くので慣れればいいのだけど、あまり好感を持てなかった。
アカデミー賞取るかもしれないけど、それほどでもないなと思いました。村上春樹の映画化で面白かったこと一度もない。
日本での、毎度お馴染み、TV局、新聞、出版社やらのメディア、広告代...
日本での、毎度お馴染み、TV局、新聞、出版社やらのメディア、広告代理店が連なって、内容はともかく儲けましょ「制作委員会」の制作じゃないので、こういう映画が創れたのでしょうね。
以前、村上春樹さんの映画化された「ノルウエーの森」で酷くがっかりしたので・・これもどうなんだろ・・とちょっとハスに構えて観ましたが・・。村上春樹ワールドでした♪
気になったのが・・サーブのエンジン音。ちょっと低速のギヤ比の時の音じゃないのかなぁ・・。なんだか、走行中のエンジン音だけ聞くと、ゆっくりが走ってる感覚になっかシフトアップしたくなるの、でも、画面は速く走っているので・・ちょっと違和感・・。
サーブってあんな感じの排気音だったっけ?
ちょっと今まで観たことのない映画
3時間とあって、なかなか踏み切れずにいたが、近所で再上映とあって観に行ってみた。
3時間は、思ったほど長く感じられなかった。
場面展開が激しいわけでもなく、1シーンがめちゃくちゃ長い。
情報量が詰め込まれているわけでもなく、時間にしてはシンプル。
なので、決して疲れた、とか飽きた、は全然なく鑑賞できた。
この映画はちょっとこれまで私が観てきた日本映画の中では異質であった。
まず、セリフ回し。戯曲の舞台が本作の主題だけあって、セリフが日常会話とは違う。
通常日本語は文法のように『~です』『~なんだ』のような形で終わらず、『~ですし』『~ですよ』とか『~なんだよね』『~だから』みたいな語尾が多く使われていると思うが、この映画はほぼ文法通りのセリフ。台本と言うより、やはり戯曲的だと思う(実際台本読みのシーンがあるがそこも面白い)。
また、上に挙げたように、1シーンが長い(1カットではないが)。本当、舞台のようにかなりセリフを詰め込まなければならなかっただろうな、と思うほど長い。
以上のようになかなかこういった手法の映画を見たことがないので、ちょっと驚く。
そういった意味では、この映画は新たな体験として凄く良かった。
ただ、のめり込むかとか、気持ちが入るかと言われるとそうでもない。
私を原作を読んでいないから大それたことは言えないが、正直40代の夫婦の性愛を芸術的に語ることにやや嫌悪感を感じる。性や愛を、あまりに芸術的視点で捉えていたので、ここは私の文化偏差値では付いていけなかった。
あとはラストシーンが意味不明であった。何を言いたかったのか正直わからなかった。
カンヌで高評価を受けたが、監督自身、おそらくそこは狙って作ったような作品だった。
あまり詳しくないが、フランス映画っぽい感じもしたので。
もう一回見れるか、というとちょっと厳しいかな。
三浦透子のほぼ表情の変わらぬ演技は素晴らしかった。
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