ドライブ・マイ・カーのレビュー・感想・評価
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感じるままに生きて、そして素直に表すこと
周囲にいつも笑顔と元気を振りまいていた、辛抱強いシングルマザーの知人を思い返していた。
その方は、40代にして癌で亡くられた。
祖父は品格を重んじ、慎ましく穏やかな暮らしに勤しみ、また他者に対して非常に寛容な人であった。
最後は胃癌で亡くなった。
嘘、誤魔化し、過度な無理や我慢、
目には見えないブラックボックスに投下されたそれらのエネルギーは、消失することはなく、確実に溜まり、小さく小さく自身を蝕んでいく。
身体症状なら表面化しやすい分、まだ対処も改善の為の行動も起こしやすい。
では、心は?
自分以外には触れられず、見つけられず、時に自分でさえも見失ってしまう。
けどそれは、決して消失したわけではなく、確実に積み重なっていき、そしてある時突然、破裂してしまう。
バーンアウトもその類。
人間の身体も、頭も、心も、更に視座を上げれば地球や自然も、嘘や誤魔化しは効かず、適正な許容サイズの中で淀まぬよう絶えず蘇生と修復を繰り返しながら営んでいる。
不自然なままに放置しておけば、それ相応の形が訪れるということ。
それもまた運命と嘯いて繕うのか、不恰好でも自分に正直に生きるのか。
正直に生きる、弱さも醜さも認めて受け入れて、ちょっと晒して、それでも這いつくばって生きる、、ことが出来たなら。
どう生きても、運命はやってくる。
走らせよう、自分を乗せた車を。
虚構と現実について
今日は、水曜日という週のまんなかの祝日だった。夫婦で日比谷に映画を見に行った。
話題になっているDrive My Carという映画だった。僕の好きな村上春樹という小説家の短編を基礎に魅力的な枝葉を加えた面白い映画だった。
そのあと八重洲の中華料理店でランチを取りながら、kindleで原作の小説を読み直し始めた。
どこが村上春樹の原作の幹の部分で、どこが、映画的な枝葉の部分なのかをフレッシュな記憶の中で切り分けるのは面白い。
原作のある映画がすべて忠実に原作の小説を再構成する必要があるわけでもないし、そんなことは当然不可能である。
しかしこの映画は、一番幹のところを大切にしながら、映画的な枝葉の部分がかなり逞しく繁茂していく感じがあってとても良いバランスのような気がした。
ただ3時間という長時間。少し、長すぎる気はした。何事も短いものを良しとする社会的流れの中で、僕の忍耐力も日々脆弱になっているせいも大きい。
なんどか、睡魔に襲われた。
しかし、かなり太い枝、まるで幹のような規模の枝である劇中劇「ワーニャ叔父さん」のワークショップから上演までの流れはこの映画の最高のパーツだった。
原作の幹の部分の虚構を厚くするドラマの部分の演技のわざとらしさに比べると、舞台で演じられる虚構の中に現れるリアリティが素晴らしかった。
特に劇中劇の最後で、韓国語の手話と日本語で語られるシーンの美しさは過去に見た映画の中でもっとも美しい場面だった。
この映画のどこが、アメリカの比較的知的な人種の心を癒しているのだろうかというのが映画を見終わったときの感想だった。
ようやく鑑賞(^_^;)
邦画としてはよい方。
原作を読んでからもう一度見たい映画。
村上春樹の作品には人間らしい普通の感情にとらわれない内容の深い話が多いから反動で結論がああなったのかなと思った。
結局普通の人のように素直に反応して折り合いをつけながら生きていくしかないのかな。
引き込まれる脚本
セックスと車とカセット・テープ
西島も大変だな、あんなに長いセリフ覚えて
24時間観てられる。
これぞ、チェーホフ。を、感じながら村上春樹さんを愉しめる贅沢な作品。とても楽しめました。
人生は、どこを切り取ってもドラマがある。だけど、ドラマには必ず続きがある。だから生きてる限り、続いていくし、続けるしか無い。その終わりが来る時まで。
脚本の妙。よく読みこんでいるのでしょうね。人種や天災をこれみよがしに絡めなくても人が持つ背景の中に見えるものの表現が素晴らしく。監督の愛を感じる作品だった。
原作のテイストはそのままに、設定を少しずつ変えながらワーニャ伯父さんとの対比は、その場で舞台を観てるかのような楽しさがありました。
人の人生を紐解く時はどんなに境遇が違っても必ず共鳴できる時があるなぁと、その時間を大切にしたいものです。
三浦透子よりも
この映画が話題になって、先ず気になったのは
三浦透子。
ん❓この字面見たことあるぞ⁉️
あ💡「天気の子」でRADWIMPSとコラボしてた娘だ‼️
役者やってたんだー、どんな子やろ❓
それで観に行きました。
しかし1回目、上映15分前に『完売』‼️😩
まぢかー、完売初めて見たー😭
ウチの親父が、トムハーディの「マッドマックス」で直前に完売になったの笑ってたバチが当たったー😱
気を取り直して2回目。
今度は上映30分前着でもう半分埋まってた😅
入ったらジジババが多くて、いつになくうるさい💢
仮面ライダーの上映前と変わらんし😩
あー、いきなりベッドシーンですか。
村上春樹っぽいわー(←あまり知らない人)
ストーリー的に「永い言い訳」を思い出す。
西島に愛人はいませんでしたが😅
あの作品は中々キツかった💦
はぁー、この娘が三浦透子かぁー
小池栄子に似てますねー
淡々とした役の中で存在感抜群でした👍
そんな三浦透子よりも、
西島の妻、
霧島れいかが気になって仕方なかった😳
別にベッドシーンが多いからじゃない‼️
基本ベッドシーンは好きじゃない👊
ちゃんとストーリーも触れなきゃ💦
常に妻が読み上げる演劇のセリフが、
それを聞く夫西島のリアルとリンクしてたり、
妻の語る夢もリンクしてるのか❓とか、
展開が夢中にさせてくれる。
脚本=監督の成功例。
広島⇔北海道2日間で可能なの❓
少なくともオレにはキビシイ😩
あ、そーだ。
サンルーフの喫煙シーンは
これからずっと語られ擦られる名シーン👍
これはロードムービーではないと思うが…
破滅とリスタート
車内での沈黙の姿リアルでした。 車内で二人きりの時って、 楽しく会...
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