ドライブ・マイ・カーのレビュー・感想・評価
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感情移入不可
ノミネートを知り、原作村上春樹、苦手だったことを思い出しながら映画館に来ていた。
ともあれ、やはりセックスにこじつけるストーリーに「またか」、そして鍵となる「魅力的な」主人公の妻役の声にも人にも全く魅了されず、限らず、ほかの登場人物にもほぼ魅力を感じられず、感情移入できないまま終盤を待つ、ラスト観客の大拍手のインパクトに違和感を感じつつ、やはり不愉快な気持ちはぬぐい切れないまま、場所をあとにした。ヒューマンドラマには、引き込まれる人物像(演者の演技)が存在してなんぼの私の映画好きさなので、受賞があっても同意できない感は払い切れないだろう。
残された者の贖罪
物語の序盤までは、亡くなった妻が最期に言い残したことや妻の紡ぐ脚本をめぐるストーリー展開かと思っていたが最終的には違った。これは失った人を懐古するのではなく、残された側がどう生きていくかの物語だ。
広島での仕事で出会ったドライバーとの、家族の喪失という共通点の発覚によりストーリーの展開と主人公である家福の感情変化が加速する。
タクシードライバーの渡利と手話で芝居をする韓国人女性が演じる役との共通性が作品を通じて印象に残った。心の中にある思いを手話を通じて伝える表現には感嘆した。
亡くなった人が生前に何を思い、何を残したかを探ることが故人を弔うのではない。残された人が故人を思い後悔し生き続け、自分が命を落とした時に初めて贖罪となるのだ。
生と死、その見えないものをどこまで描けるか。
意味がわかったようでわからない退屈な映画
アカデミー賞にノミネートされている
期待して鑑賞しましたが
??まず長すぎる
西島秀俊と岡田将暉以外の俳優は知らない方ばかり
意味がわかったようで意味不明
もう一度鑑賞しようかな?とも考えましたが
175分は長すぎてあまりに退屈な作品なので
多分観ないな
アカデミーノミネートでパラサイトが凄く面白く
ハマった作品だったのでアカデミーノミネートという言葉だけで期待して映画館に行ったのがあさはかだった!!
ドライブマイカーは私的にはウケなかった
つまらなかった
SEX描写が多くてげんなりしました
劇場のあちこちで居眠りしているイビキも
聞こえてきてうるさかった
絶賛してる人がいるけど本当に面白かった?
退屈でしかなかった作品です
大体村上春樹の作品って映像化すると
退屈でしかない
わけわからないの多い
時間と金の無駄でした
せめて奥様役の女優を有名な人でやってほしかった
インパクトなし
低予算の映画だったのかな?
感動
一度観た現時点での星の数
話題に乗っかって
アカデミー賞ノミネートということで、気になって鑑賞。
話題になってるだけあって、まあまあ人は入ってました。
3時間て知った時は長いかなと思ってましたが、ストーリーの構成が巧みで、話にのめり込めました。
不思議な空気感が漂っていて、先が気になる、登場人物のことをもっと知りたくなる。
そんな、作品でした。
地元に近いので瀬戸内海が舞台で、橋を車で走るシーンは妙に親近感が湧きました。
ラストのドライバーの彼女が韓国の道を赤いサーブで走っている時の、少し穏やかになった彼女の表情がとても印象的でした。
解けない映画の魔法
終わった後、長丁場からの解放と、深い感動、そして体力の消耗で、駐車場の車に戻った時、しばらく動けなくなっていました。
去年見逃してしまい、アカデミー賞ノミネートということで、どこかでやってくれるかと探したら、近くで見ることができました。空席は多いものの田舎なのでお客さんの入りは良い方でした。3時間もあるとは知らず、けどずっと引き込まれっぱなしでした。
映画には2種類あると思うのですが、1つは現実から離れた世界を見せてくれるものと、もう1つは現実の見えていなかった世界を見せてくれるものと。この作品は後者だと思いますが、それって見ないようにしている現実でもあるので、向き合うとツラい時もあります。映画の中の事と、自分の現実世界の出来事と妙にシンクロしているところがあって…
この映画の魔法にかかった状態がしばらく続きそうです。
今更のレビューですが
多言語の劇中劇が輝く美しい瞬間
最後もマイカー?
影のある女性ドライバー
登場人物それぞれが抱える苦悩が描かれるなか、途中から、影のある女性ドライバー・みさきに釘付けだった。若くして親を失い、運転しか自分には出来ることがないとドライバーの道へ、そして実は親を見殺しにしたんだ、と語る。1人で運転し続け、心の傷を打ち明ける北海道のシーンも秀逸だった。
そして、全体的にはやっぱり村上春樹ワールド。だから、いろんなテーマが投げっ放しで、読者に委ねられているように思う。
最後のシーンは・・・、
毎日カセットテープを聞き続けながら家福に共感し、ユンスとも良い関係を築きながら、舞台でのユナのラストシーン「辛くても生きてゆくのです」に感動したみさきが(韓国夫婦との関係性から)第二の人生として韓国でのステージを選び、頬の傷も手術するこで吹っ切れた心を表しながら、大好きになったサーブで新たな旅立ちへ、という再生物語と解釈。
でもこれ、村上春樹と知らなかったら駄作として観ていた気もする。。
エンタメを期待して行ってしまった。。
令和版、不器用な男たち
ここ1年観た映画でベスト。 春樹の小説の様に、淡々と時間が過ぎる。...
ここ1年観た映画でベスト。
春樹の小説の様に、淡々と時間が過ぎる。
人が知るのは、物事の一つの側面でしかなく、全体を知ることは無い。
皆 何かを抱えながら生きる。
乗り越えられることもあるし、何時までも引きずることも有る。
しかし時間は流れる。
なるほど海外ウケ
良い作品だと思う
私達は映画を通して自分を見つめ直す
原作は読んでいないのですが、村上春樹さんが好きなので映画を観ました。
現実世界で十分起こり得る出来事だからか
長い映画でしたが、自分もその場にいて、彼らに寄り添うような形で鑑賞できました。
自分とリンクすることがある人も多かったのではないかなと…
しかし、なせ男の人は、伴侶の浮気を見て見ぬ振りをする人が多いのでしょうか。
今の生活を変えたくない、揉めたくない、
現実を受け止めたくないというのは分かりますが
自分の気持ちにフタをしてはいけないですね…
演劇を沢山観たわけではないのですが
手話でのラストは心に響きました。
彼らは演劇を通して自分のことを見つめ直し、
私達は映画を通して、自分を見つめ直しているんだなと感じました。
また数年後に観たら違う感想になるんじゃないかと思わせるなんだか深い映画でした。
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