「確かにワーニャ伯父さんの舞台は良い。」ドライブ・マイ・カー マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
確かにワーニャ伯父さんの舞台は良い。
ロード・ムービーを3本位見たような印象を持った。だから、コストパフォーマンスのある映画だと思った。監督や演出家や脚本家や役者ではないのだから、あくまで、映画を見る観客としての印象たが、少し長すぎる。説明しすぎる。最後まで、きっちり、結末を締めくくっている。謎は一つだけ。彼女の顔のギズが最後どうなっていたか?と言う事くらいかな。マスクとったあとのそれを見逃した。ネタバレじゃないぞ。色々言いたい事はあるが、最後まで眠なかった。しかし、同じ事をもう一度言うが、セリフが多すぎる。でも、脚本は賞を取っているから、そんな事言ったら、怒られるかも。この位の話書いていては、ノーベル賞は無理かもしれませんね。原作はまだ読んでませんが。
原作を3行読んでやめました。数十ページで読もうと思えば、3時間位で読めそう。でも、映画も3時間。それなら、映画でしょ!しかし、ならば、映画はもう少し編集できるのかなぁ?と思った。
2023年11/24 6時から8時 再度鑑賞。
村上春樹の小説を私は好きでない。だから、この映画も距離感もって見てました。だけれどある経由で「ワーニヤ叔父さん」から見てみたら、悲しくなってしまいました。ソーニャに言われたように。生きていきましょう。映画でもソーニャ役だけはピカ一でした。長々とすみません。
ソーニャが「でも私達は生きて生きましょう」とワーニヤ叔父さんに言うんですよね。それは、ワーニヤを演じた役者(妻を亡くしその前に子どもも亡くした男)に対しての言葉。そして動きとしてはとても運転がうまい彼女と彼との関係で、その運転手はソーニャ「」なんだと思いました。そして彼女に慰められ励まされる彼はワーニヤ叔父さんなんだ、と。
そして、今、ドストエフスキーとかでなんか朗読頼まれて、ふと思いだしたのが「ワーニヤ叔父さん」。あの(ドライブ...)映画をみて、むかつきつつも、心うたれたのが、ワーニヤ叔父さん、演劇の部分でした。叔父さんにソーニャが語るところは、映画の時も感動というか、その映画の中で一番感動したんです。