「劇中劇がよい」ドライブ・マイ・カー れもんすらいすさんの映画レビュー(感想・評価)
劇中劇がよい
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様々な言語が飛び交う「ワーニャ伯父さん」は、普段われわれが同じ言語で言葉を交わしながらも、相手の真意が理解できていなかったり、会話が成立しているようで齟齬していることを象徴しているのだろう。この舞台に参加している俳優たち、それぞれがとても良いので見入ってしまう。
夫婦、親子でも意思疎通することの難しさ、それでも言葉を重ねることでしか歩み寄れないのが人というもの。
それを怠り、暴力という手段に訴えて破滅するのが岡田将生演じる若手俳優なのだろう。
三浦透子はこの先どんな演技を見せてくれるのか非常に楽しみな女優だ。この作品のために運転免許を取得したというのは驚き。
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