劇場公開日 2021年8月20日

  • 予告編を見る

「懊悩し溢れる慟哭の後に」ドライブ・マイ・カー lynx09bさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5懊悩し溢れる慟哭の後に

2021年9月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

バラバラに散漫としながら進んでいくストーリー。どこか上の空で、そんな散漫とした世界を漂う登場人物達。それでも何時しか集束していき雲となり、其々の思いがフワフワと降り積もる雪の様に、シンシンと世界を白く染めた頃に痛みと共に訪れる一条の光。救い、等とは言えないが、各々の答え、ではあったのだと思う。そんなお話し。
何とも言えない空気感とそれを演じる役者陣、長時間(三時間)とは言え心地好く過ごせました。心地好い話ではないのだけれども(苦笑)。ただ、画面がTVドラマっぽいのだけが残念でならなかったなぁ。うまくは説明出来ないのだけれども、自分の中ではそんな感じでした。

lynx09b