「人との出逢い、交わり、変容」ドライブ・マイ・カー 浪花のしんちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
人との出逢い、交わり、変容
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「スパイの妻」濱口竜介監督の作品であり、ロケ地が広島なので鑑賞。「人との出逢い、交わり」がテーマだと思う、人は出逢い、交わり、変容してゆくのだ。「家福悠介:西島秀俊、家福音:霧島れいか」夫婦、「家福悠介:西島秀俊、高槻耕史:岡田将生」演出家と役者、「家福悠介:西島秀俊、渡利みさき:三浦透子」演出家と担当ドライバー、家福悠介の愛車SAAB900(この映画での存在感が凄い)に同乗した二人の関係が変容する様は見どころ。「家福悠介と渡利みさき」が渡利の故郷を訪ねるシーンは胸を打つ。「パク・ユリム:イ・ユナ(聾啞者)、ジン・デヨン:コン・ユンス」夫婦の暖かさが胸に沁みる。オーディションや稽古シーンには舞台芸術の凄みを感じた。ロケ地では、しまなみ海道【来島海峡大橋(今治からレンタルサイクリングした)、御手洗(高校時代の親友と訪れた)】に想い出が蘇った。約3時間の長編映画だが、そんなことを感じさせない秀作。
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