地球外少年少女 前編「地球外からの使者」のレビュー・感想・評価
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「楽しい宇宙」を彩るガジェットが満載、心地よい軽さが保たれている凄さ
「電脳コイル」の磯光雄監督は、本作で「楽しい宇宙」を描きたかったと語っています。少し先の楽しげな未来が感じられるガジェットが満載で、しっかりそれがストーリーに溶け込んでいるので、意識して見なくても十分面白いし、その意味を考えるともっと面白くなるはずです。
「フォロワー数が正義」の宇宙(そら)チューバ―少女など今っぽいキャラクター造形や、ベタなユーモアがところどころで放り込まれているのも楽しく、膨大な考証や設定が背後にあるはずなのに、心地よい軽さが保たれているのは本当に凄いことだと思います。
本作はNetflix版の1~3話にあたる内容で、劇場上映版には冒頭に製作会社のロゴ、最後に後編の予告(YouTubeで公式配信中)が入るところだけ違っています。
ワクワクする
全6話のエピソードを3話ずつに分割して劇場公開。よくあるシリーズアニメの総集編ではなくて、再編集せずにそのまま劇場で上映している。エンドクレジットも各話ごとに流れる。映画館でビンジウォッチングをしているような感覚だ。映画向けにエンドクレジットを抜くぐらいやってもいいのでは、と一瞬思ったりもしたが、各話の絵コンテや演出、参加アニメーターもわかるので、むしろこれでいいなと思い直した。
本作は、SF作品として素晴らしい内容だった。科学的考察とフィクションの飛躍のバランス感覚が良いし、このような技術がある世の中で生きる人間の、当たり前の感覚と、その時代ならではのドラマが盛りだくさんだった。地球外で生まれた少年少女と地球で生まれた少年少女のわだかまりとトラブルからの呉越同舟での協力の中から友情が生まれていく。漂流記ものを宇宙ステーションでやった感じで、トラブル解決の過程で様々なSFギミックと科学ネタが取り入れられる。
前編は、導入編で物語の真相とテーマの深化は後編に持ちこし、「まずはワクワクしてもらおう」という気持ちが溢れている。
なんかよくわからなかった
劇場で観れてラッキーでした
映画公開当時にBD買って何度も見ているけど、今TV放映しているので折角だからレビューを残したいと思いました。
本編始まってから最後まで見どころ満載で、質の高い無重力空間の描きは何度見ても飽きませんね。
いがみ合ったりワガママ勝手な子がいたり、それでもみんなで危機を乗り越えていく描きが良かった。何ていうか「暗く重い雰囲気」にならない。
しかし問題もありまして
いちいち1話終わるごとにエンディング入れるのはダルかった。
映画公開当時にすでにNetflix(だっけ?)で同時公開されてて、その関係なのだろうけどさ。30分枠で放送する用のまま映画でも上映してたから、ちょっと頂けなかった。
映画は映画向けの編集にして欲しかったな。
それに公開していた劇場も少なかった。自分は本当にたまた目の前にあった映画館で暇つぶしにと入って、1番見やすそうな今作品を選んで観たのです。そして続く後編はもっと行きやすい劇場を探したのですが、全然なかったですね。
もともと映画で当てようという作品では無かったようです。
DVDやBDも劇場で売ってたし。
ともあれ劇場で今作に出会えたのは本当にラッキーでした。
お気に入り作品です。
続きがみたい
Netflixでやっていることは知っていたのですが、Netflixには加入していないので映画館で鑑賞。
続き、早う!が率直な感想です。(でも、Netflixには入らないだろうなw)
割と現実的なところに則して、無理なく作ってあるんじゃないかなあとは思いますが、世界観というか価値観にガンダムの世界、特に逆襲のシャアが結構入っているなあとすぐに感じましたし、ゼロ・グラビティも想起しました。
キャラデザは親しみやすいし、各キャラにピッタリの声優さんだらけだし画もきれいで聞きやすい音響処理でテレビよりは映画館で楽しめるでしょう。
ですが、各話ごとにエンディングクレジットが入ったり「第一話~」とかクレジット入れちゃうのはなあ。。。そのくらいはカットしてくれて方がありがたかったですね。各話ごとにリセットされちゃう感覚だったので。
楽しみにしています。ありがとうございました。
凄いワクワクさせられます
「電脳コイル」磯光雄監督の15年ぶりの新作。
全6話構成で、劇場版では全編3話・後編3話に分けて上映。
まずテンポがすっごい良い。こんな感じの楽しい宇宙ものってすごい久しぶりな気がします。
作中にはSFのガジェットで溢れていて、観ていてもの凄いワクワクさせられます。アイディアが盛り沢山で、スマートとか発想がすごいですよ。
館内の案内アイコンもSDGsを思わせるデザインとカラーで、宇宙というワールドワイドなものも感じました。
また吉田健一氏のキャラクターともぴったり。本当観ていて嬉しい。
ぴったりといえば、軽快な音楽も良かったです。子どもたちの時間って感じで。
後編が楽しみでしょうがない引きで、期待も高まるばかり。
本当楽しかったです。
宇宙ブームが、、、来る!!!
素敵なタイトル
未来を描く意欲作
濃厚SF作品、小ネタが面白い(前後編感想)
ネトフリで視聴、イッキ観してしまった
子供向けの皮をかぶったSF色超濃厚の作品
挟まれる小ネタ、セリフ、技術的な割り切り方が
"相当わかっている"プロフェショナルの仕事だ
細かいネタが分かるオタク、SF好きほど刺さる
前編は舞台となる世界の説明、
宇宙空間サバイバルに多めに割り振って地に足のついた展開
後編はAIの進歩などが主たるテーマになっていて物語が飛躍している
SF的に王道展開で満足感が高かった
以下ネタバレのない範囲で面白かった箇所を羅列すると
"スマート"
コンパクトに畳めるようになっている宇宙服フード、ボトル
話し始めるAIに「黙れ」というあるある
動画配信サイトでのライブ配信
多数の広告、企業名のもじり
多数のピクトグラム
布でできた内部構造
手動開閉可能な不織布の隔壁
電脳メガネ
P2P
ONIQLO
ダクトテープ補強
きっちり舞台として生かされる屋根瓦、カニ
事故からXX時間
散布された完全なフラグ
レーザー通信
電脳コイルの暗号式を彷彿とさせられるSパターン
ダァシェリエス
ミウラ折り
ライブ配信への親登場
伏線回収としてのICSアンテナ登場
「また霞ヶ浦が・・・」という現実であったアノニマスの誤サイバー攻撃ネタ
3Dプリンター
終盤の重要なあるシーンは主張がやや直接的すぎるし博打感があるので
「やっぱり子供向けかなぁ」と一瞬思うところであったが、そもそも登場人物は子供だし
理由として明確に述べているので、やっぱりわかっているなぁという感想
面白かった
ダメだった
他のSFアニメに比べれば、
わくわくがとまらない
劇場で公開しているのが関東と関西、愛知県に限られており、運良く劇場で見ることができました。
一言で言うと、言い方が悪いですが電脳コイルの宇宙バージョンと言うとわかりやすいかと思います。
電脳コイルが好きな人は見て損はないと思います。電脳メガネが生体デバイス(?)に代わって、AIが全てを担っている世界になっている。AIがテーマの作品。
3話構成になっており、
1話は展開が目まぐるしく、用語も飛び交い何を言っているのか分からず、あれよあれよと話が進みます。
2話、3話でこの世界観の設定やキャラの境遇、科学技術等の説明がなされます。
アニメですがAIや世界観等小難しいので、子供は映像のわくわく感やハラハラを楽しみ、大人はストーリーの面白さを楽しむ感じですかね。
電脳コイルの要素もフワッとあり、チラッと電脳メガネも出てきます。
アニメでしかも子供が主人公なので所詮子供なんです。子供ならではの視点や考え、未熟な部分等の表現の仕方の見せ方が巧みで、やっぱり電脳コイルを作った監督のうまさが光る。
1話は何も考えず映像だけを楽しみ、
2話、3話はキャラの話をしっかり聞くことに注視することお勧めします。
DVD等もすぐに発売されるようですが、やっぱり大きい画面で見る醍醐味も味わってほしい。
(^-^)素晴らしい作品、人類の宝
最近つまんない映画ばかり見ているせいか気が滅入っていましたが、本作は生き返るような作品。テレビ放送の3話をまとめていますがそれにしてもよくできている。本当に有りそうな私たちの近未来、作中主人公たちと宇宙サバイバルしている気分になり爽快でした。
そして伏線に次ぐ伏線。前のめりになります。緻密な脚本が上質なストーリーをなしているんだと確信します。電脳コイルの監督と知って納得。アレは私の中では〝神〟アニメ。納得!
電脳コイルもそうですがテクノロジーと人が信じるスピリチュアルな物を融合していている物語で磯光雄の作品はこの部分で何故かホットしますし、日本ってなんやかんやいって手動なところが残っているのが素敵だと思います。本作を含め日本のアニメは多分にその要素を残しているから世界からも注目されるのでしょう。
作中の少年少女たちが無事である事を、、、そして人類を導いてほしい。
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