「市民ケーンを見ても置いてかれる」Mank マンク せつこんさんの映画レビュー(感想・評価)
市民ケーンを見ても置いてかれる
『市民ケーン』の脚本担当ハーマン・J・マンキウィッツが『市民ケーン』を書き上げるまでを描いた話。
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『市民ケーン』を見ないと意味わからないと聞いて、ちゃんと予習したけどそれでも分からなかった(笑)たぶん1930年代から40年代のアメリカの映画界と知事選のことを知らないと置いてかれる。
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でも劇中でプロパガンダ的なニュース映画が作られたり、映画を全て信じるな的なことを言っていたのは、まさに「バラのつぼみ」と同じことかなと。
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映画だって、監督が見せたいと思うものを見せられてるわけで、1面しか見せられていないようなもの。私は色んな価値観や世界をたくさんの映画で学んできたけど、描かれていることを疑う目も必要だなとケツを叩かれたような気がしたね。
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