「個人的にはいろいろとダメだった」Mank マンク kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
個人的にはいろいろとダメだった
マンクがいかに「市民ケーン」の脚本を書き上げたのかを描く物語。
「市民ケーン」を観た記憶なんてほとんど残っていなかったから、事前にネットにあったネタバレ解説を読んで臨んだらそれが大正解だった。
ケーンのモデルとなった新聞王とマンクの因縁を徐々に明らかにしていく流れなのだが、それが市民ケーンと同じ構成。オマージュもあった(自分が気づいたのは少しだけ)し、裏話的なエピソードもあったりする。だから好きな人にとってはたまらないのかなと思いながら観ていた。
後半盛り上がるはずなんだが、後半も退屈だった。話し方とか内容が個人的に受け入れられなかったからなのか。もっと面白いのかもしれないのにと思いながら、それでも退屈だなと感じてしまった。不思議な映画だった。少しだけ自己嫌悪。
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