劇場公開日 2021年9月23日

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「予想に反し面白かった。【ネタバレ】ただ、流産の危険と産前産後は(臨時代理)おけばいいんじゃ無いの??」総理の夫 満塁本塁打さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0予想に反し面白かった。【ネタバレ】ただ、流産の危険と産前産後は(臨時代理)おけばいいんじゃ無いの??

2021年9月25日
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泣ける

笑える

楽しい

女性が総理という発想は良い、ワガママで暴力的、策謀的な2世3世議員よりは遥かにマシだ。
(このレビューはフィクションではありませんが、レビュー中の発言に該当する政治家、団体は存在しません。)
家系が政治的超名門のサラブレッドA氏ならともかく。
一度神輿から降ろされたら、普通は復帰できないよ。

だから「流産の危機、出産」で神輿から降りてはいけない。代理が有能であれば、政治的空白は生むが国民の過半数以上には支持されるだろう。元々緊急時に備え代理順位は決めておくのだから。異例の「拡張適用」で法制局が「うん」と言うかは分かりませんが。まあ政治的空白のギリギリの期間だね。産前産後は。
でもそれはオッサンの私の私見。ここが映画フィクションの良いところで、スッパリ潔く辞任を決意する。

最後の中谷美紀の総理辞任会見で、夫でちょっとボンボンすぎて、弱気すぎる田中圭が、土壇場で矢の如く疾走し

(そんなのカネ有るんだから、アプリでタクシー呼べばいいじゃないというのは不粋な話で、護国寺??から永田町まで汗かかずオリンピックランナーばりの快走なのが良いのだ。)

何故か官邸かどこかの会見場に乱入し感謝の念とエールを送る。コレこんなの現実にあったらは皆某H県の号泣議員と同様に引いてしまうところだが、

ここが映画の良いところ・・むしろ爽やかでチコッと涙出そうになった。

主役2人だけでなく、かなり太った怪しいライター、腹黒な政界のドンに至るまで役者陣は時にダーティーに、シリアスに、そして基本軽快でコミカルに演じていて小気味良い。そういえば木下ほうか、基本どの芝居でも同じ感じで、器用とは言い難いのだけれども。何故かこの人出ると良い意味で場面がユルむ。

基本予定調和の映画なんだけれども、3割シリアス、7割コミカルで、客が飽きないように計算されていて秀逸。時期が時期だけにあんまりメッセージ性に関しては・・・・・まあ当たり前ですが各人観られる方のご自由ですね。でも上映封切り絶対時期計算してますな。

映画としては合格点、面白いです。ただ時期が時期だけに皆さん様々なご意見があると思います。

満塁本塁打