「もっと複雑な事情じゃないかと。」ある人質 生還までの398日 ケビタンさんの映画レビュー(感想・評価)
もっと複雑な事情じゃないかと。
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シリアにて簡単にISに拉致されたデンマーク人の写真家の主人公。そこからはずっとラストまで、心臓がドキドキしっぱなしだ。
実話ベースということをあらかじめ知っていたので、フィクション映画をいつも見て堪能していた時とは違ってオイラには結構衝撃的シーンの連続で、残念ながら気分が悪くもなったりした。
良い映画であることは間違いないのだろうが、生還したとはいえなんかすっきりする作品ではない。
今までにも似たような人質救出映画はあったような気もするが、本作は先にも述べたように実話ベースなので、エンタメ性のある救出劇を描いたものでは無いのは仕方ないところ。
【以下、思いっきりネタバレ注意】
そして、その救出方法は結局のところ身代金の提供となるわけだが、囚われていた各国の対応が違うというところが見所になるということなのだろうか。
複雑な事情を含むシリアなわけで、もう少し、デンマークとISの構図だけではなく、シリアの民間人だったり、政府だったりISと対立する組織だったり現地シリアでも人質解放に動くような展開を期待したのだが。
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