劇場公開日 2021年2月12日

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「着眼点が面白い」私は確信する fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0着眼点が面白い

2022年1月19日
iPhoneアプリから投稿

裁判物というと、被告の無実を晴らすために云々。
これもそうなのですが、面白いのが着眼点が「証言者」におかれていること。
被告はほとんどセリフないし、存在も薄い、そして物的証拠もない。

250時間に及ぶ電話記録に出てくる関係者。
それをまとめるのが、被告の娘と繋がりがある・ノラ。
電話記録って、誰が誰かわからないと。内容がわからない。
ノラが必死になって、時に仕事も息子もなおざりにして、のめりこむ。
ほとんどもう執念。見ていてちょっと恐いほど。

妻の失踪から10年。1審は無罪、2審は有罪か?。
「推定無罪」、判決が出るまでは無罪という原則。
でも世の中では一度容疑者扱いされると、それを晴らすのは難しい。

8割が法廷のシーン。
一応フィクションだけど、実際もこんな感じだったのでは?と思わせる様子や。
エンドロール前の「この事件は実際どうなったのか」の説明。
日本語訳だとたった2行に、呆然として終わりました。

⭐️今日のマーカーワード⭐️
「警察の確信がなければ、正義は死ぬ。我々も用無しだ」

ゆき@おうちの中の人