「仮説、推論、発言力」私は確信する Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
仮説、推論、発言力
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2000年に妻が失踪し、殺害容疑で裁判を受けることとなった大学教授の夫の事実をもとにした法廷劇。
妻の失踪から9年後、一審で無罪となったものの、検察により控訴され、二審に向けて展開していくストーリー。
何一つ殺人の証拠がある訳でもなく、被害者の遺体すら見つかっていない中で、起訴された夫。
一審で無罪となったものの検察に控訴され、被告の無実を信じる娘の友人である主人公が、敏腕弁護士に仕事を依頼し巻き起こって行くストーリー。
依頼を受けて貰えたものの、人手が足りないと、250時間にも及ぶ関係者の通話記録の文字起こしを振られた主人公が、嘘や食い違いをみつけ、洗い、弁護のサポートをしていくけれど…結局それ一辺倒なんだよね。
確かにそこから色々と警察や検察の怠慢やこじつけと、証人の嘘を曝くことに繫がって行くし、それは良かったけれど。
当たり前といえば当たり前の結末とも思うけれど、それを言ったらそもそもが当たり前じゃないところから始まって行く話だし、結局のところ無罪を証明出来るものもない訳だけど、そんな中での最終弁論は熱があり、とても面白かった。
ノラの人物像はフィクションって、そりゃそうだわな。
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