「人間であることの罪」KCIA 南山の部長たち sugar breadさんの映画レビュー(感想・評価)
人間であることの罪
世界中どこでも、私利私欲ではなく立派な志を持って政治家になる人はたくさんいると思うのですが、どうして世の中は良くならないのでしょう。政治家になった当初の志はいつの間にか風化して、権力の蜜の味に麻痺してしまうのでしょうか。
また組織も合理的な視座ではなく、結局は人の好き嫌いに左右されてしまう。その結果忖度やハシゴ外しが横行する。悲しいかなこれが世の常なのであり、それがゆえに人間的なのだと言えるのかも知れません。
友人が警告していた通りになったのに、その友人を殺してしまった無念。隣室の会話を盗み聞きして、涙を流すイ・ビョンホンが哀し過ぎる。
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