「私腹と懲悪と良心と」ディヴィジョン Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
私腹と懲悪と良心と
毎月11件もの誘拐事件が起きていたという1997年のリオデジャネイロで、議員の16歳の娘が誘拐されて巻き起こる話。
身代金目的で富裕層を狙った誘拐ビジネスが流行とか、警察官も汚職まみれとか、当時の事件にインスパイアとか言ってるけれど、出て来る警察官でまともな人物は誰一人おらずという状況。
身代金を払って終わらせたい議員の圧力と、身代金は渡さず捕まえたい警察のぶつかり合いや、内通者云々の話だったり、裏社会とのコネで進むドロドロとした展開は面白いのだけれど、まどろっこしいし、テンポが悪いし、これといった見せ場はないしでダレてくる。
何が本当のエピソードかは判らないけれど、警察が上流階級を守るのが警察の務めだとか自ら言い放っちゃったり、3年で132件が0件とか、治安が良くないのは知っていたけれど、まあ無茶苦茶な国だなというのは理解出来たw
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