劇場公開日 2020年12月4日

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「今年2本目のほぼ0点映画」サイレント・ソルジャー バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5今年2本目のほぼ0点映画

2020年12月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ヒューマン◯ラス◯し◯やの<W◯C2◯2◯>の作品選定担当者に対して怒りすら覚える作品。
何がガツンとくる一癖も二癖もある作品だよ。
担当者さん、あなたこれ観たの?
で、なんで選んだの?
ははーん、何らかの圧力で選ばざるを得なかったんだな?上司か配給会社様への忖度ですね?
え?違う?じゃなんで?
ははーん、配給会社の担当者が酒に酔った勢いか、前日に嫌なことがあって、むしゃくしゃの自暴自棄で配給決めちゃったのかな?

・・・ま、いいや。観るって決めたの僕だし、この最悪の気持ちの生産責任は私にあります。

さて、ぷちまけますね。
まず、作品説明、、、JAROに通告レベルで違いますやん!戦争映画ではないじゃん!ナントカ作戦も関係ないじゃん!
それを舞台にしたマカロニウエスタンもどきです。

さらに、主人公がまー、間抜けでドジで何もできないポンコツです。自分の都合だけを他人に押し付け、善意に対しては銃弾で応え、仲間の熱い忠誠心には下半身の欲望とこれまた銃弾で応えます。
いざというときに働かず、いらんときだけ引き金を引くというピエロくん。
オオカミにすら簡単に尻込みするヘタレ具合もなかなか。

そして、宿敵っぽいスペイン軍のズサンな警備。バンバン追跡者が村に潜伏します。
で、追い込んでもみんな逃げ道塞ぐと言う当たり前のことすらできません。
ここにもピエロくん。

耳が聞こえないって理由で済む話じゃないから。
全部!!!ピエロ達!!!

あー、なるほど。
これ、喜劇か!!!ならば、納得、、、できるかい!
喜劇を一生懸命に作ってる皆様に失礼です。

唯一、唯一本作で痺れたのは傭兵スナイパーとの一連。スナイパー役いい!この役を真ん中に一本作ったほうが良いです。これはガツンときた!
命の取り合い、いいですよ!かなりエグい草むらシーンあります。(そのシーンで主人公ピエロは無力さ全開(笑)どー考えても、そこチャンスだろ!?)
これは、このエピソードだけは良かったなー。

と言うことで、ピエロ達の自給自足的なエピソードの連続で、自らが勝手に悲劇を作っていくトンデモ映画に2時間も捧げた残念な気持ちは、、、一晩寝てなくなるかな?

あー、酷かった。
あ、言い忘れ。役者さん達は皆さん一生懸命に演じられてましたよ。

バリカタ