「オオカミと踊らない男」サイレント・ソルジャー Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
オオカミと踊らない男
スペイン内戦の5年後、祖国奪還を目指すゲリラの話。
レコンキスタ作戦は知らないけれど、橋の爆破で耳をやられ聴力を失い軍から逃げる男を軸に、同じ爆破の際に瓦礫の下敷きとなり身動きがとれず軍の捕虜になった男の話を交えてみせていく。
冒頭ちょっとスカした軍曹に始まり、意味の良くわからない銃弾を渡すゲリラの件とか暑苦しいなーと思っていたら…。
橋の爆破シーンは迫力があって期待値も上がったけれど、戦争映画なのに30~40年前のウエスタンかハードボイルドの様な格好つけてスカしまくりなシーンの連続で、ドラマがまあ安っぽいこと。
馬の名前聞いてどうすんだよ。
銃弾渡された嫁は何を思えば良いんだよ。
何発情してんだよ。
耳聞こえない癖に人に質問してどうするよ。
軍人がいちいち上官に逆らうなよ。
等々、ツッコミどころは枚挙にいとまなし。
最初から最後まで中味の無い格好つける為のシーンみたいなものばかりで辟易。
しかも2時間超えの128分。
最後まで観るのがキツかった。
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