劇場公開日 2020年11月27日

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「呪いと恐怖の伝播。リモートならではのホラー映画。」真・鮫島事件 門倉カド(映画コーディネーター)さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0呪いと恐怖の伝播。リモートならではのホラー映画。

2021年2月7日
PCから投稿

怖い

単純

興奮

【賛否両論チェック】
賛:呪いや恐怖がウイルスのように伝播していく様子が、世相を反映していて感慨深い。リモートならではの恐怖演出も魅力。
否:設定やストーリーはツッコみどころが満載。急に驚かせる演出も多めなので、ホラー映画が苦手な人には不向き。

 その事件を知ると呪い殺されてしまうという謎の存在、「鮫島事件」。名前を知っただけでも呪われてしまう辺りは、まるで「バイバイマン」みたいだなと思いました。「呪怨」や「貞子」シリーズなんかもそうですが、呪いや恐怖がまるでウイルスのように感染していく様は、現在の世界を上手く反映しているようで、印象的でした。
 また、誰かに危険が迫っても助けに行けなかったり、相手の画面に怪しい影が映り込んでいたりと、リモートならではの恐怖があるのも見どころです。
 冷静に考えると、設定や展開にツッコみどころは満載ですが、世相を反映した最前線のホラー映画ですので、是非チェックしてみて下さい。

門倉カド(映画コーディネーター)