川っぺりムコリッタのレビュー・感想・評価
全202件中、161~180件目を表示
出演者、とてもよかったです。
ご飯、美味しそうでした。
すき焼きの肉美味しそう!
今日は、すき焼き食べたいと思います。
ピアニカの音、とてもよかったです。
金魚とイカ
江口のり子さん、どこに出てらっしゃいましたか?
小さな幸せ
幸せの価値観は人それぞれで、生きてていいんだよって思える映画でした。
食べるご飯がほとんど同じなんですが、とても美味しそうに見えました。人は1人では生きていけない、大切な人に連絡もしたくなります。
松山ケンイチさんとムロツヨシさんはとてもハマり役な気がしました。重いテーマだとは思いますがクスッと笑える所があるので終わった後はジワジワくる感じです。
パスカルズの音楽が世界観にぴったり♪
誰もが、それぞれ、人に言えない過去や、近しい人の死や、いずれくる自分の死に対する思いを抱えながら生きている。ムコリッタとは、1/30日とのこと。1日と言わず、目の前の30分、1時間を、穏やかに、ちょっと誰かのことを大切に思いながら、生きていけるといいなぁ、と思いました。
それにしても、労働のあとのお風呂、炊き立てのご飯に塩辛、とれたての野菜、ハレの日のすき焼き^_^ 笑顔が漏れる瞬間はいいですね!
命とか魂とか、大事なものだよね
予備知識ゼロで観賞、松ケンとムロさんのコメディかと思いきや、主要キャストそれぞれが抱える逝ってしまった者たちへの想いがフワリと描かれ、それが不思議なテイストで観る者の心に染み入ってくるようなストーリーだった。これはこれで悪くない。
失った人のことは詳細なディテールが示されないので、なんとなくこんな背景なのだろうと推察しながら、自分に置き換えて考えられる部分もあり。
父と息子を割と近い時期で亡くしている私には共感できるところもいくつかあり、魂よ安らかになどと観終えてから祈ってしまった。
不思議だけれど温かい、そんな作品でした。
なるほど、原始宗教的映画ですね。
うん、なかなかの俳優力、女優力ですね。
満島ひかりさんも、なかなか素晴らしい。こんなオバチャン役もいっちゃいますか。
松山ケンイチもムロツヨシも細かい表情まで演技してますね。さすがです。
ストーリーは、まあ不思議な話ではあるわけですが、ちょっと長く感じるところもあり、満島さんのシーンでそれいらないでしょというシーンもあり、もう少し時間をまとめた方が見やすかったかもしれません。
コメディーとしてのシーンはおもしろいところもあり、シリアスなシーンはよくわからない感じなので、もう少しコメディー方向に振った方が映画としてはおもしろかったかもしれません。
エンドロールで薬師丸ひろ子の名前があったが、どこで出ていたのかわからなかった。集中力が途中で切れてましたかね。
まあ、そんな感じの映画だと思います。
#152
罪と罰と死生観
SF(すこしふしぎ)作品。
案外真面目で少しシュールで何処か懐かしい。
人は一人では生きれない。
罪を憎んで人を憎まず。
人は忘れられた時に二度目の死を迎える。
そんな含みを感じる。悪人も出てこないので、中学校の道徳の授業とかで流すと良い。
以下、つらつらと。
タイトルは響きに味わいが有る。意味はそれほどでも。
仏教思想そんなに出てこないし。
キュウリとトマトとナスが食べたくなる。イカの塩辛と白米も。
個性豊かすぎる登場人物
父の遺骨に怯える前科者。
人の家に上がり込み勝手に飯を喰らう自称ミニマミスト。
墓石を売る家賃滞納父子。
遺骨で✕✕する妊婦を蹴りたい未亡人大家。
UFOを呼ぶ大家の娘。
…なんだこれ。二人目ぬらりひょんじゃん。
いつ頃なのかが微妙にぼやけている。
父親のガラケーが出ているから2000年以降だろうけれど、雰囲気的には昭和と平成の間くらいに見える。
人間関係と世界観に引き込まれた辺りでアッサリ終わるので、チョットもやもやする。
総評:毒にも薬にもならないが、不思議な満足感が有る。
本当にSF。
追記:やっぱり柄本佑は良いなぁ。
生きていてそれが何なのどうなんの?
オリジナルの脚本が一旦頓挫し小説に書き直してからの映画化だそうで時間をかけたが故に成しえたシーケンスの積み重ねがツボにはまる映画ですごく面白かった。ヤギを筆頭に役者がことごとく良い。チラシの最初に江口のりこと記され冒頭の主要な舞台であるイカの塩辛工場で主人公の横に彼女が登場したらこれで何かしらのエピソードが作られるであろうと想像するのだが100%肩すかしをくらう。炊きたてのご飯の逆光で食らうキュウリの風呂上がりの冷たい牛乳の美味そうなことよ食が生きている証を与え命の恵みが自ら生きることに何の意味があるのかを真っ向から描いておりこれはこれまで世の中に無かった傑作映画である
適材適所
観る人によって、気持ち悪い話にもハートウォーミングにもなり得る面白いストーリーでした。
私は泣くまでは行きませんが、ちょっと共感します。
ところどころ、面白い撮影方法の映像が入ったり、とても映画らしい映画です。
ほんわか温かいストーリーかも思っていたら、結構重い内容。
また、松山ケンイチ、ムロツヨシ、満島ひかりと、ハマり役っぽい。
監督も、自分で小説書いて、自分で映画にできるのはとても幸せですね。
ちょっとマナーの悪いおじさんがいて、スナック菓子やビニール袋がうるさくて集中出来ず。
お父さんはどっち向いていたんですかね、、、聴き逃しました。
(T_T)
塩辛
期待していた映画です🎬✨
映画館で観れて良かった
ハイツムコリッタ
一癖も二癖もある住人達のお話
死や
貧困や
孤独や
前科者や
発達障害など
とても絶妙に絡めているストーリーです
主演の松山ケンイチの絶望感、尖った目、孤独感上手く演じていた
ムロさんもコミカルではあるけど、いつものムロツヨシのコミカルさは消えた演技でとっても良かった
この二人のやりとりが、絶妙で本当に良い!
あのすき焼きのシーン好き
なんだかこの住民達を好きになる
そんな映画です
以下ネタバレ
マスク姿でも江口のりこさんだとわかるのが凄いのと、柄本佑君一瞬誰だかわからなかった笑
最後のエンドロールでわかる
あの電話の声は
薬師丸ひろ子さん!
どっかで聞いたことあると思ったら!!
やるなぁ監督☺️
刹那とムコリッタ
〝幸せ〟には持続性はありません。
基本、瞬間的、或いは一定時間に限られたものです。
愛の告白が実った瞬間。
試合に勝った瞬間。
何かの記録を達成した瞬間。
喜ばしいことのピークが幸せな瞬間なのであり、決してピークの状態は持続してくれません。
仏教用語では、瞬間=刹那。
人生の長い時間の中での思い出としてなら、学生時代の数年間とか、子や孫に恵まれた晩年、という年数単位での〝幸せな時間〟は存在しますが、限定的なものです。ムコリッタが、1/30日(48分)…転じてささやかな幸せ、という意味であるならば、そのような時間のことを指すのかもしれません。
あなたの人生は幸せですか(幸せでしたか)?
と聞かれたら、おそらく大半の人は、直近の記憶の印象から回答すると思います。
政治家や企業経営者としてトップに君臨した人が晩年は寝たきりの闘病生活だったり、妻や子どもたちのことで、不運な状態に置かれていたら、たぶん〝幸せな人生だった〟と即答できない。
反対に人生の大半を辛い環境で生きてきた人が、人生最後の何ヶ月かを愛する家族に囲まれて毎日の食卓が満たされたものであったなら、〝幸せな人生だった〟と迷わずに答えるのではないでしょうか。
だからこそ、人生のどんなタイミングであれ、幸せを感じる〝ムコリッタ〟を経験できたなら、それを忘れてはいけないし、永続性がないからこそ、刹那もムコリッタも大切に感じなければならない。
そのことを知っていれば、幸せな瞬間や幸せな時間への感謝の気持ちは今よりも深まるし、そうでない時間に対しても少しは寛容になれるかもしれない。
そんなことをつらつらと考えてしまう(悟りとは程遠いけれど)なかなか珍しい、そして体温に近い温もりのような感覚を味わえる不思議な映画です。
普通に「刹那の哀切・・生きること、生まれたものは必ず死に向かっている」感じる叙情作。
食とか富山の素朴な叙情と静かな時間がテーマと思ったら
基本「死生観」「一期一会」的な主題。
もっとも、事前に無料のリーフレットと小新聞みたいの観ていったから
内容察しがついたけど
貧乏、前科、朴訥
それが故に見えてくる刹那の積み重ねの重要さ。
誰でもわかる。誰でもある程度共感できる。
🥒🍅野菜や塩辛、味噌汁だけの粗末な膳が故、かえって美味そう。
東京ではなく、富山だからこそ表現できた、静かな叙情。
金持ちも、極悪政治家も 名を残さない人も、死は平等
そんなことを深く感じ入る作品。
設定はフィクションの賜物だけども気にはならない。
こういう人たちのアパートがあっても良いよね・・という感じ
小さな小さな幸せでもイイじゃないか、そういう作品。
1億9千万円かけなくても、心のこもった「送り出し」はできるよなぁ・・という作品
命の重さは皆平等。孤独死した人も、いろいろあったはず・・
ダレないので時間は短く感じる、ただし印象は「薄い」カモしれないねぇ。
作中は富山のイカ墨塩辛だけども、塩辛シンプルに飯に乗せて食べたくなった。
納豆と違って毎日は要らないけど、時折、無性に食いたくなるよねぇ。
配信で倍速では意味のない作品。ぜひ劇場で、せめて配信なら「通常速度で最初から最後まで」
観るべき作品。
脇役 柄本佑が何気に好演。
薬師丸ひろ子どこ出てた?と思ったら
「いのちの電話📞の相談員の声」ね。
富山オールロケ、なんか富山での作品、令和に入って多いねぇ。
安心してください、死なない人はいません。
この映画
なんていうことのない日常を切り取っただけなのに、観ている人にささやかな幸福感を与えてくれます。(合掌)
人は良い別れ方が出来なければ、いい出会いもないのかな〜ぁと思ったりします。
だから父親と、いや、自分の引摺っている過去といい別れ方をしているラストはこれからのいい人との出会い、触れ合いを暗示してるのかな・・
長い長い長ーい、夏。
雑な画、昭和脚本、そこはかと芳るプロレタリアに、いきなりのぶっ飛びエピソードで見る人を振り落とす展開。市井の人々の、小さくて塩っぱくて温かい物語りを、言葉少なに描写して行くところは好きですが。
朝日新聞がらみでは、まくこやツユクサに比べれば全然良いんですが。
なんか。やっぱり。素人がやってるのか?なセンスですよ。画にせよ、ロケーションにせよ、音楽にせよ。プロが本気出した感が無いってのが。
出番少な目ですが、キャストは豪華。薬師丸ひろ子は声だけ出演。流石に役者さんで見せると言う要素や、地味な長回しには感服です。
大好きな作品、増えた
約一年公開延期になりようやく観れたムコリッタ。登場人物も雰囲気もストーリーもストーリー展開も音楽も全て良い◎。これまたほんと良い意味で非の打ち所がない作品だった。今年のベスト10もしくはベスト5には確実に入りますね。
主人公の山田演じる松山ケンイチ始めとして、山田が住み始めるハイツムコリッタの大家さんも隣人も皆何かしら過去がある人達、まあ過去が無い人間なんていないのだけど、簡単に言えばナーバスになるような過去を持ってる人たちで、詳細が事細かに描かれる事は劇中では無いんだけど、それぞれの暮らしぶりや人柄、癖などを見てると何となく伝わってくるものがある。そこがこの映画の凄いところのひとつだった。心の傷や暗闇を、涙を敢えて誘う演出やシーンをねじこまず、別のアクションや方法で観客に伝えてきて、そこがこの映画のもつ雰囲気を保っていた気がしました…。素晴らしい。
「すばらしき世界」同様、前科をもっている人間がその後どう日常生活を送るのか、どんな人間関係を築いていくのか、って、ドラマにして楽しむものではないけど、やっぱグッときてしまうんだよなあ…些細な事や些細な幸せを感じるシーンで。それはもはやもう些細じゃないんだよね。終盤は顔がぐしゃぐしゃになった、涙がどんどん流れた。割と8割型幸せなあったかい涙出たよ。
ハイツに住む人達の出会いから、不器用ながら徐々に距離が縮むところから、ラストシーンまで、何か分からないけど目が離せなかったのは、多分みんながみんな愛おしい、愛すべき人達だったから。かな。心あったまったな。
あと「かもめ食堂」の荻上直子なので、観に行った人ら全員期待してたであろう、最高に美味しそうなご飯シーン。今回もばっちりだった…。私も山田の炊いたご飯が食べたいよ…。あんなに美味しそうな白飯久々に見た気がする。白飯って人類の幸せアイテムのひとつだね。
これまた人生の宝物映画にラインナップだ。
へんてこ映画
不思議、気持ち悪い、奇妙、へんてこ、宗教感、スピリチュアル。
だけど観て気分が悪くなったわけではない。
イカのぬめっとした感じ、目玉のギョロッとした感じ。
私は大丈夫だった。
生と死
山田にとって父親の骨は不気味ですぐに捨ててしまいたい物、南にとって旦那の自分の一部にしたい物。
タクシーの運転手は奥さんの骨を夜空に打ち上げる。
亡くなった人の骨を残された人がどう扱うか、どう扱いたいか。社会福祉課のあの一室も異様な空間。
死んだ後の骨の行方を考えてみる。
貧と富
安アパートでお風呂もろくに入らない島田。
隣の家で炊き立ての白飯もビールもいただく島田。
島田は図々しい。
墓石を売る溝口。
安アパートに住んでいても犬用の墓200万円が売れればすき焼きが食べられる。
個人的にはお金に余裕がないとき、心に余裕もない。ビールだってすき焼きだって自分一人で食べてしまいたい。
だからアパートの人たちはすごい。
過去と今
主人公だけでなく喋り方や行動が独特な住人たち。
山田は前科者、島田にも言いたくない過去がある。
南だって夫を亡くし、溝口も沢田もなにかしらあるだろう。過去の映像がなく、こちらの想像任せ、それでいい。
登場人物のどこか諦めがある。
南の妊婦の腹を蹴りたくなる感情。
そういう感情が自分の中にあるということが怖いという気持ち、すごく分かる。
自分が怖くなること、ある。
重いく感じる内容だったけれど音楽と色が癒してくれた。
白と青と緑の世界。
映像が美しい、絵になる。
不法投棄も築50年の建物も美しい。
どんな人も助けてくれる映画。
ギリギリの生活でも小さな幸せを見つければいい。
人と比べなくていい。変でもいい。
みんな変じゃないのかもしれない。
恥じることはない。
松山ケンイチかっこいい。
ムロツヨシすごく似合ってた。
満島ひかりセクシーすぎる。
潔癖にはムリダッタ
2022年劇場鑑賞210本目。
出所して塩辛工場に就職し、そこで紹介されたアパートでの交流(大体ムロツヨシ)をゆったりと描いた作品。
お金がないので仕事をしているとき以外はずっとのんびりしているのですが、そこにムロツヨシがやってきて風呂貸せだの部屋にあがって人のビール飲むだの人の塩辛箸突っ込むだのでちょっと自分はムリだなと思いました。そこさえ目をつぶれば見た目美人なのに結構ヤベェ大家さんとか、顔のまったく出てこない江口のりことか、どこに出ていたか分からなかった薬師丸ひろ子や田中美佐子などキャストは超豪華でした。独特ですが楽しめました。
はいっ!伏線回収!の連続
松ケンとムロツヨシの化学反応がすごい!
くすくす笑いが止まりません。
隣の席のおばちゃん2人はムロツヨシが出てくる度に手を叩いて喜んでいました。
そして、白いご飯に塩辛にマヨネーズつけて採れたて野菜を丸かじり、お漬物、てっさ(ふぐ刺し)、すき焼きなど、美味しそうな食べ物の数々にお腹が鳴りそうでした。
前半笑って観ていた時に出てきた食べ物や子どもの遊びなどが後半で次々伏線回収されていくのも上手くできています。
なぜ服役後の仕事がイカの塩辛作りなのか。
なぜミニマリストが野菜を作っているのか。
なぜ子どもたちがピアニカを吹いたり宇宙人を呼ぶ遊びをしているのか。
なるほど!
全部繋がってスッキリ!
隣人たちとの食事シーンは全てほのぼのして温かく、自分の昔を振り返って、同じ釜の飯を食った仲間を思い出しました。
そして、衝撃的だったのは、満島ひかりの遺骨の愛撫がエロティックなところ。
遺骨に関する法規制も知れてよかったです。
現実的な心の苦しみ、やるせなさと、ファンタジックな部分が溶け合ってまろやかにクリーミーに仕上がっている感じ。
崖っぷちではなく、川っペリで明るく強く生きていく人達を観て、どんな時も人と関わって、きちんと食べていれば、生命は繋がっていくのだなと感じました。
日常の幸せってそこらへんに転がっている
萩上監督が原作・脚本の徹頭徹尾彼女の作品という主張がいい。
へんにCMイズムされない潔さ、しかし人生に大切なことは、すべて描かれている。
出演者は地味で豪華です。
初めてムロツヨシさんという役者はうまいなあと思ったかも・・
反対に松山ケンイチさんは、前半抑え気味で人物がぼやけてるなーって感じたん
ですが、後半解き明かされることで、なかなかの人物造形でした。
満島さん「川の底から・・」より数段よかったですよ!吉岡くんも親父の満男になって・・
ムコリッタの定義に関して、他の記事にいっぱい書いてあるので、言及はしませんが
懐かしいATG作品のような道を練り歩く葬儀(ちょっとうらやましいなぁ)
お父さんあの世で喜んだでしょうね~?
全202件中、161~180件目を表示