「まったりと流れる時間の中で…」川っぺりムコリッタ talkieさんの映画レビュー(感想・評価)
まったりと流れる時間の中で…
ほんの短い間(ムコリッタ)の幸せでも、それを大切に噛みしめながら生きることが大事だよ…そんなメッセージの作品だったでしょうか。
こういう「時間の流れのまったりさ」というのは、荻上直子監督の作品に通底する雰囲気だったかも知れません。
「川っぺり」は、増水すれば、たちまち危殆に瀕してしまうような、ひとときの脆い(不安定な)安逸の意味だったのでしょうか。
とかく気忙しかったり、過去や将来に不安を抱えたままになりがちな昨今ですが、肩に力がはいってしまったり、奥歯の噛み締めがきつくなったりしたときには「本作のような幸せ・満足を思い出せ」という監督からのメッセージだったのかも知れません。
良い作品ではあったと思います。評論子は。
(追記)
遺骨をそのまま捨てると犯罪だが、粉々にすると違法ではなくなるというのは、「自然葬(散骨)」のことでしょうか。
確かに、墓地への埋葬でなくても、節度をもって行う上では、法律違反にはならないというのが、厚労省筋の見解であったと思います。評論子も。
マサシさん、コメントありがとうございました。
自然葬に関してですが、墓地埋葬法を所管している厚労省筋では、節度をもって行われる限り適法という見解とのことで、その範囲では(自然葬の準備として)遺骨を砕いたりしても、大丈夫なようです。
ただ、これは捜査当局(検察、警察)の見解ではないので、節度をもって遺骨を砕くことが、犯罪に問われないとまでは断言ができない状態だと思います。
実際、火葬後の収骨に際して、遺骨を骨壺に納めるために棒で突いて砕いたりしていますが、それが遺骨の損壊として犯罪に問われたという話は、聞かないようですね。
どっちにしても、「人骨と分からないほどに砕けばOK」という、本作のセリフは、正しくはないと思います。