「あなたが忘れない限り、その人は確かにこの世に存在し続けているのだ。」川っぺりムコリッタ HAL-9000さんの映画レビュー(感想・評価)
あなたが忘れない限り、その人は確かにこの世に存在し続けているのだ。
登場人物はそれぞれ大切な人との別れを経験してて、どこか喪失感を抱えながら生きている。しかしそれは人生においては必然でもある。「ご安心ください。亡くならない人はいないのですから。」時は積み重ならず、川は絶えず変化しながら流れていくだけ。でもかつて豊かさの象徴だったガラクタは、それを使っていた人の記憶をそこに留めている。自分には生きる価値がないと悩む主人公に対して「その人が居なかったことにしてはいけない」「僕がなくなったら君に淋しいと思ってほしい」というセリフが刺さる。
その人が確かにそこに居たと、少なくとも自分は覚えていたい。色々考えさせられる映画でした。
あと風呂は直ったんだろうか?付帯設備の修理は大家さんの義務、なんだけど多分家賃払ってないから、要求できないんだろうなー(;^_^A
コメントする