「確かに死なない人はいないよね。」川っぺりムコリッタ 涼介さんの映画レビュー(感想・評価)
確かに死なない人はいないよね。
予告編からかる〜いコメディを想像してたんだけど、クスクス笑いながらもジワジワ染み込んでくるお話しだった。
松山ケンイチ演じる前科者の山田が富山の塩辛工場に就職。同時に築50年のハイツ ムコリッタに引っ越してくる。
引越し初日から隣に住んでいるムロツヨシ演じる島田がズカズカ接してくる。初対面のお隣さんに、風呂貸してなんて笑える〜!その後も一緒ご飯食べるシーン、楽しかった〜。そのままのコメディかと思っていたら、子供の頃に別れ別れになっていた父親の遺骨を受け取るかどうかの選択に悩む山田。記憶にも無い親の死、自分ならどうする?難しい選択だ。
最初からずっと心を開けない山田のモヤモヤ感、松ケン、凄く良かった。今まで観た中で1番ハマってた気がしました。周囲のみんなも色々背負うものがあって、人生は十人十色、価値観もそれぞれ。結構考えさせられました。
えっ!隣の婆さん、幽霊!?とか、巨大なイカのお化け!?とか、遺骨でエッチ!?とか不思議なシーンだらけで楽しかったですよ。
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