「罪と罰と死生観」川っぺりムコリッタ アニメ映画が主戦場さんの映画レビュー(感想・評価)
罪と罰と死生観
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SF(すこしふしぎ)作品。
案外真面目で少しシュールで何処か懐かしい。
人は一人では生きれない。
罪を憎んで人を憎まず。
人は忘れられた時に二度目の死を迎える。
そんな含みを感じる。悪人も出てこないので、中学校の道徳の授業とかで流すと良い。
以下、つらつらと。
タイトルは響きに味わいが有る。意味はそれほどでも。
仏教思想そんなに出てこないし。
キュウリとトマトとナスが食べたくなる。イカの塩辛と白米も。
個性豊かすぎる登場人物
父の遺骨に怯える前科者。
人の家に上がり込み勝手に飯を喰らう自称ミニマミスト。
墓石を売る家賃滞納父子。
遺骨で✕✕する妊婦を蹴りたい未亡人大家。
UFOを呼ぶ大家の娘。
…なんだこれ。二人目ぬらりひょんじゃん。
いつ頃なのかが微妙にぼやけている。
父親のガラケーが出ているから2000年以降だろうけれど、雰囲気的には昭和と平成の間くらいに見える。
人間関係と世界観に引き込まれた辺りでアッサリ終わるので、チョットもやもやする。
総評:毒にも薬にもならないが、不思議な満足感が有る。
本当にSF。
追記:やっぱり柄本佑は良いなぁ。
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