「【中国残留孤児の哀しみに想いを馳せる作品。日中戦争の犠牲になったのは、両国の兵士だけではないのである。】」再会の奈良 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【中国残留孤児の哀しみに想いを馳せる作品。日中戦争の犠牲になったのは、両国の兵士だけではないのである。】
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- 今年は日中国交正常化五十周年だそうである。日中国交正常化に伴い、中国残留孤児の日本への帰国が始まった。最初は歓迎ムードだったが、孤児達の環境は、厳しかったそうである。-言葉の壁や、実の親と会う事が出来ず再び中国に戻る人も多数居たそうである・・。-
◆感想
・今作品は、映画作品としては、正直クォリティは高くない。すいません・・。
・だが、元刑事を演じた國村隼さんや、永瀬正俊さんの流石の演技が、作品を支えている。
- この様な作品に出演される選択をしたお二人には、敬意の念を感じる。-
・来日して工場で働く女性シャオザーの元に陳お婆さんが、養女を探しにやって来て、偶々知り合った元刑事の男と三人で、養女を探す過程で明らかになる、養女が、経験した辛い数々の事実。
<シビアな結末であるが、私は今作品から学ぶ事は多いと感じた作品である。
罪なき民に辛い思いをさせる戦争や、国家感でのいがみ合いは、悲しみしか産まないのである。>
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