「ラストシーン」スウィート・シング yanpakenさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストシーン
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誰かが死ぬのかと心配しながらずっと見ていたけど、誰も死なない。でも、登場人物の大人も子供も誰が死んでもおかしくない話で、殺すか殺されるか、あるいは自殺するんじゃないかと思わせるようなシーンもあった。生死の境界付近のギリギリの状況下で意思と偶然が交差する。最後の長いラストシーンは、生きる意味など関係なく、生きること自体のかけがえのない価値がよくわかると同時に、ものすごく悲しくなる。
白黒からカラーに変わったり、監督の子供が出演したり、手法が注目を集める映画だが、ストーリー自体とラストシーンがとてもよかった。このストーリーとラストシーンには、ハンドメイドの雰囲気が最適だと思った。
監督自身が出演したらもっと良かったのではないかと思った。
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