「改めて色々わかったことがありました」リトル・ガール まゆこっちさんの映画レビュー(感想・評価)
改めて色々わかったことがありました
小さい時に身体と心の性の違和がこんなにも自覚されるもので、本当に幼少から辛いんだということを知らなかった。
そしてこんなに幼い頃から治療(根本的な治療ではないとは思うけど)で、ホルモン療法を選択する事もできて、でもまだ幼いからこそ親も決断が大変そうなこと。
家族が理解し、護り、闘ってくれて本当に良かったと思う。
学校や習い事というのは、男女が案外明確に分けられて進むんだということ。わたしにはそれは違和感はないけれど、この映画のサーシャみたいな子はそれがどんなに居づらくて苦しくてたまらないことか…多勢のために我慢するのが当たり前なのか。
しかし、今の時代でヨーロッパでもこんなにも実際は理解がないんだ。
お母さんができれば女の子が産まれてほしいと願ったからとか苦しむとか、あろうことか家庭の育て方のせいと先生が言うとか、電話での話、県の小児精神科への取り次ぎ、保護者自らが医師や他の保護者に声掛けして集めた話し合いにも来ない…
この先、明るい未来を望みます。
サーシャとお母さん、家族に幸せを。
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