「切に」リトル・ガール ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)
切に
人間って不思議なもので、教育によって変わる部分と生まれつきどうしても変えられないし選べない部分がある。
性自認が肉体的な性と異なるというのは、本人にとってもどう対応すれば良いのか難しい問題なのだというのがよく分かる。
サシャの場合は、家族が本当に真摯に彼女にとって良い方法を選ぼうとし学校やバレエ教室と向き合ってくれる。
バレエ教室の対応は酷いが、学校は渋々ながらもそれなりに対応を取ってくれるあたり、まだまだとは言っても日本よりは社会の理解が進んでいるのだろうな。
まだ三年生ということで、本当に大変なのは恐らくこれからなのだろうが、これからもラストシーンのようにサシャが彼女らしく生きてゆけることを切に願ってやまない。今ここに、彼女らしくあることがなによりも尊いのだ…
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