「どの立場で見るかによって評価が分かれる」皮膚を売った男 キッスィさんの映画レビュー(感想・評価)
どの立場で見るかによって評価が分かれる
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シリア難民の背中のタトゥを芸術作品として発表し、最後にオークションにかけるという話。
これはシリア難民のことをバカにしているという人権問題と考える見方と
難民の背中を芸術作品として、好きなところに行けるという特典付きという見方
それによって評価が分かれてくる。
ただ、自分の背中を提供すると決めたのは自分である。だから、まわりがとやかくいうことではない。それでシリア難民の地位を下げることになるのであればそれはまた別の問題である。
意思のある芸術作品とみていくと、安直にOKしたものの彼にしかできない人生を送ったのだと認めてあげたい。静かに暮らしたいという彼の願いもウィットに富んだ結末で離ればなれになった恋人と一緒になれたのは救いである。
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