「皮膚だけに皮肉たっぷり」皮膚を売った男 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
皮膚だけに皮肉たっぷり
シリアのISがもたらした悲惨な状況と、その犠牲になった難民の物語。
身体をアート(物)にした方が自由に往来できるという皮肉で、人権やら国境の意味やらを問いたところが面白い。
芸術家が最初の方は話題作りと金にしか興味のない人に見えて、実は優しさの塊みたいだった、といった人情噺に落とし込んでいたのがよかった。
ところで全く個人的話で恐縮だが、タトゥーについて、話としては全然一致しないのに、終始『ブラック・ジャック』のヤクザを手術するエピソードと、『刃牙』の花山薫を思い出してしまい、なかなか頭に入ってこなくて困った。
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