「喪失と再生」林檎とポラロイド Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
喪失と再生
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突然記憶喪失になる病気が流行する世の中で、ある日突然記憶を無くした男の話。
昼間からお出かけし花を買い、夕刻バスに乗って居眠りしたら、ここはどこ?私はだ~れ?となり病院に連れて来られた男が、記憶回復をあきらめ新しい自分になる人生学習プログラムを受けることになり巻き起こるストーリー。
プログラムのミッションを繰り返しながら人生の再構築を始めるのか?と思いきや、一人暮らしを始めて早々の果物屋で、あれ!?そういうこと!?
なるほど、彼のメンタルはどこから来てどこを目指し、どうなっていくのかというのを観る作品ですね。
映画館で出会ったパイセンとの流れは何を期待したのか…トイレのヤツの真相を知ったとは言え、何で選ばれたのかまでは考えが及ばない主人公。
まさかのイジイジした恋愛物語?
そしてプログラムでも目の当たりにする人の死…。
これは最後は吹っ切れたと読むのでOK?諦めたのか悟ったのか?
淡々とした空気感ではあるもののちょっとコミカルで、欧州映画特有の面白さはあったけれど、最後はもう一声欲しかったかな。
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いなかびとさんのコメント
2022年3月13日
人生再教育ブログラムの意図は何だったろうかと思います。バーに行って女性を誘惑しろ。故意に自動車事故を起こせ。死にそうな人の面倒をみて、その家族と仲良くしろとか。私には洗脳ブログラムにしか思えませんでした。ちょっと怖いですね。
カセットテープによる命令の指示は、「スパイ大作戦」を思い出しました。