「ひたすらルーニー・マーラの美しさに見惚れる映画」ソング・トゥ・ソング ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
ひたすらルーニー・マーラの美しさに見惚れる映画
テレンス・マリック監督の作品は観たことがありませんでしたが、
この構築の仕方は衝撃でした。
美しい映像を切り貼りし、時間軸も過去・現在入り乱れ、セリフもあったりなかったり、
ストーリーを認識するのに重要なのがルーニー・マーラたち主役級の語りだったり
と、まるでDTMで音楽をつくったようなイメージの映画でした。
ラストで虚栄のない、シンプルな生活のうえに成り立つ幸せみたいな
着地をさせているのは、好感が持てましたけれど、
それまでの音楽業界の話はなんだったんだろう?と一方で思う自分がいました。
と言いますか、本作はひたすらルーニー・マーラ、ナタリー・ポートマン、
そして私としてはケイト・ブランシェットの美しさを堪能する映画であり、
それ以上も以下もありませんでした。
もうこれだけで幸せな気持ちになりましたね。
それに
マイケル・ファスペンダー、ライアン・ゴズリングが出ていれば、
多くの方が期待してしまうのは間違いありませんが、
この構築の映画だとすると、駄作の烙印を押してしまう方もたくさんいらっしゃることでしょう。
実に斬新で挑戦的な映画作品だと思います。
配信で集中力なく観てしまったので、これが劇場だったらもっと違った印象を受けたかもしれないです。
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